敷地内に入ると、もうすでに醸造のよい香りがふわりと漂います。
(まだ日は高いですが、もう焼酎が飲みたい気分に!?)
行程を順に生産本部製造部の方々にご説明いただきながら進みます。
原料米の洗浄・浸漬・水切り後、米蒸し。酒質の良否を左右する製麹。この製麹は麹造りで1番大切であり、麹菌に酵素をより多く出させること。そのため、温度・温度管理が重要な要素だそうです。また、焼酎の麹は、クエン酸を生成する能力を持っているという特徴があり、自動製麹装置で約42時間かけて大切に育てられていました。そこで見せていただくと! 食べても大丈夫とのこと、口にしましたが少々酸っぱいというか苦かったです。
その後、一次仕込み、二次仕込み(この時点で蒸したサツマイモと霧島裂罅水が加えられます)、蒸留、貯蔵・熟成。ブレンド、瓶・パック詰めとなります。
サツマイモの選別、芋蒸しも見学。毎日、百トン単位の新鮮なサツマイモ「黄金千貫(コガネセンガン)」が畑から工場に運ばれてくるそう。
洗浄された芋はベルトコンベアで運ばれ、不良や大きすぎるなど、酒質に影響を与える悪い部分は人の目と手によって取り除かれます。その量の多さにもビックリですね。
2011年11月(創業95年)に竣工された本社増設工場では、自動制御の充填機による最新のパック詰めを見学。増設分の生産能力は1800mlパックで約4万本ともいわれ、品番で徹底的に管理された上、目視による厳重な検査、最終的な品質チェックもおこなわれていました。