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「これを食べるために京都へ来た」と言わしめる、「瓢亭」の季節限定・朝食をいただく

取材・文/末原美裕

「これを食べるために京都へ来た」と言わしめる、「瓢亭」の季節限定・朝食をいただく

「瓢亭」と言えば、450年以上もの間、京都とともに歴史を歩んできた京懐石の老舗。京都はもちろん、日本を代表する料亭の一つですが、「これを食べるために京都へ来た」と言わしめるほどの朝食があることを知っていますか?

そんな世評の高い「うずらがゆ」(12月1日〜3月15日午前8時から午前11時)を瓢亭 本店よりも少しカジュアルな瓢亭 別館にて味わってきたので、早速レポートしたいと思います。

瓢亭

瓢亭のモチーフでもある瓢箪の絵柄の暖簾が出迎えてくれます。横には「鶉かゆ」と書かれた旗も。所々に瓢箪型があしらわれており、探してみるのもまた愉しみの一つですね。

瓢亭

本店はお座敷ですが、別館はテーブル席になるので、足がしびれる心配もなくリラックスして過ごせます。また、大きな窓からは緑のお庭が臨め、心地よい雰囲気です。

それでは、待ちに待ったうずらがゆ(4500円、税・サービス料込)をいただきましょう!

ひさごの器

始めに出てくるのはひさごの器。器にも瓢箪モチーフを使う細やかな心配りに期待が高まります。

三段のひさごの器の蓋を開ける

三段のひさごの器の蓋を開けると、一段目に海老芋・金時人参・絹さや等の炊き合わせ、二段目に鰆の塩蒸、三段目に畑菜と油揚げの辛子和えが盛り付けられていました。どの小鉢もそれぞれの素材の旨味をしっかり味わうことができ、美味です。特に野菜の炊き合わせのふくよかな味わいに思わず笑みがこぼれてしまいました。

瓢亭玉子

続いて出てくるのは、名物の「瓢亭玉子」! 幕末の出版物『花洛名勝図会(からくめいしょうずえ)』には、「瓢亭の煮抜玉子は近世の奇製なりとて酒客あまねくこれを食悦す」との記述が残っており、当時の人々にも愛されていたことが伝わってきます。食してみると、とろみが広がり、口福感でいっぱいになります。シンプルでありながら深い、噂に違わない瓢亭の魅力を存分に感じられる一品です。

汁椀はお麩の白味噌仕立て。白く美しい椀の中に桃色の花が咲く景色が目にも美味しいのです。京都の白味噌のほんのりとした甘味が優しく心身を包み込んでくれますよ。

うずらがゆ

最後に、待ちかねたうずらがゆの登場です。細かく刻まれたうずらのお肉とせりが美しく炊かれ、お米のかけがえのない旨味が引き立ちます。食を進めるごとに自らの心身が元気になっていくのがわかるほどで、何度でもおかわりしたくなる味です。おひつの中にはたっぷりかゆが盛られているので、思う存分いただけますよ。

底冷えする京都の冬をはんなりと払いのけ、滋養たっぷりにあたためてくれる「瓢亭」のうずらがゆは、京都旅行の思い出の主役になるはずです。

■瓢亭 別館
営業時間: 8:00~11:00、12:00~16:00
定休日:木曜日
住所:京都市左京区南禅寺草川町35
電話:075-771-4116
アクセス:京都市営地下鉄「蹴上」駅より徒歩5分
http://hyotei.co.jp

「春はあけぼの 京都の世界遺産いちばん乗りツアー」旅行商品:
http://souda-kyoto.jp/travelplan/akebono_sp/index.html

京都デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅」:
https://www.kyokanko.or.jp/huyu2018/

取材・文/末原美裕
小学館を経て、フリーの編集者・ライター・Webディレクターに。2014年、文化と自然豊かな京都に移住。

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