肉・魚・卵・乳製品などの動物性の食品を摂らない「ヴィーガン(vegan)」というスタイルは、ストイックに感じる方もいるかと思いますが、普段の食生活にときどき取り入れてみる「ゆるヴィーガン」なら、気軽に試せます。
そこで、野菜料理家・庄司いずみさんの著書『からだが整う ゆるヴィーガン・レシピ』から、野菜や植物性たんぱく質がたっぷり摂れるヴィーガンレシピをご紹介します。週に1回、月に1回、ヴィーガン料理を楽しんでみてください。
レシピ/庄司いずみ 西山航(世界文化社)
大豆ミートのジャージャー麺(炸醤麺)
【材料】2人分
大豆ミートのそぼろ(作り方は下記参照) 1/2カップ分
a味噌 60g
a長ねぎ 大1/2本(60g)
aごま油 小さじ2
きゅうり 1本(100g)
中華麺(生) 2玉
【作り方】
1.aで味噌だれを作る。味噌とごま油を合わせたら、みじん切りの長ねぎを加えて、まんべんなく練る。
2.きゅうりは6cm長さの千切りにする。
3.中華麺をゆで、ざるに上げて冷水で揉み洗いしてぬめりを取る。皿に盛り、大豆ミートのそぼろ、きゅうりを盛りつけ、1の味噌だれを添える。
大豆ミートのそぼろ
【材料】作りやすい分量(でき上がり3/4カップ分)
大豆ミート(ミンチタイプ) 40g(ドライ)
揚げ油 適量
ごま油 小さじ2
aしょうゆ 大さじ1
a酒、みりん 各大さじ1
【準備】
ドライの大豆ミートは水、または湯に浸けて戻したら、何度か水を替えて丁寧に洗い、水気をしっかり絞る。
ドライタイプの大豆ミートは、乾物と同じく、調理の前に戻す作業が必要です。一般的には「水戻し」 、また「お湯戻し」の2通りのやり方があります。水戻しは戻すのに時間はかかりますが、しっかりとした歯応えが残るのがメリット。お湯戻しは早く戻り、大豆の風味が和らぐのがメリットですが、歯応えが柔らかくなりやすい。お好みで戻し方を選んでください。またお湯戻しは、ボウルに入れた大豆ミートを熱湯に浸けて戻す方法、さらに、鍋で茹でて戻す方法もあり、後者のほうが早く戻ります。
【作り方】
1.揚げ油を熱して大豆ミートを素揚げする。
2.フライパンにごま油を熱して1の大豆ミートを入れ、aを加えて炒りつける。汁気が飛んだら火を止める。
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『からだが整う ゆるヴィーガン・レシピ』(庄司いずみ 著)
世界文化社
庄司いずみ(しょうじ・いずみ)
野菜料理家。日本ベジタリアン学会会員。野菜料理や100%植物性のヴィーガン料理をさまざまなメディアで発表。書籍では、野菜でからだが整う『デトックス・ベジ』シリーズ(主婦の友社)など一般向け書籍から、『作る人のための ベジタリアン・パーフェクト・ブック』(講談社)といったプロ向け書籍も出版。近著に『ヴィーガン和食』(主婦の友社)、『初心者からプロまで使えるVegan Recipe Book』(光文社)、毎日の野菜生活のためのストックおかずを提案する人気シリーズ『ひとつの野菜で作る 常備菜』『やせぐせがつく野菜の常備菜』『保存版 やさいの常備菜』(すべて世界文化社)がある。主宰する「庄司いずみ ベジタブル・クッキング・スタジオ」では家庭料理からダイエット料理、プロフェッショナル向けのヴィーガン料理まで、幅広い内容のレッスンを展開している。