【大特集】禅画・坐禅・名庭で心の洗濯
「禅」の手ほどき
「禅」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。禅の奥深い世界に触れてみたいと思う一方で、難しそうだと思う方もいらっしゃるかもしれません。
『サライ』5月号の大特集は「禅の手ほどき」と題して、実際に禅の世界の一端を体験できる「禅画、坐禅、禅の名庭鑑賞」の3つに絞って紹介しています。
禅画とは禅僧の問答や悟りの機縁などを視覚的に表現したもの。まずは、この「禅画」から心穏やかに、豊かに生きるためのヒントを読み解きます。今年は春に京都国立博物館で、秋には東京国立博物館で禅の大規模な展覧会が開かれます。国宝、重要文化財に指定されている価値の高い出品作品から代表的なものを厳選し、そこから読み取れる人生訓について禅文化研究所所長の西村恵信さんに語っていただきました。
禅の修行法のひとつ「坐禅」は、心を落ち着け、己と向き合う禅の修行法のひとつです。禅の境地に至る道といえる坐禅の基本を、俳優の大杉漣さんが鎌倉の名刹・建長寺で体験します。また、自宅でできる坐禅の方法も解説。坐禅によって気を調える方法を学びます。
禅宗寺院で目にする枯山水の名庭は禅の教えを表現したもので、見る者の心を緩やかに解放してくれます。アナウンサーの山根基世さんが京都の大徳寺大仙院を訪ね、前住職・尾関宗園さんの案内で庭を鑑賞しました。全国8つの名庭も併せて紹介していますので、深遠な美を湛えた庭を鑑賞する際の手引きとしてご活用ください。
【特集】集めて楽し、寺社詣で
初めての「御朱印」巡り
近年、寺社を参詣する際に御朱印を授かる参拝者が増えています。御朱印とはもともと、参詣者が寺社に納経したことを証明する証でした。第2特集は、「初めての御朱印巡り」と題して、御朱印の歴史を繙き、御朱印をいただく際の心得、寺社によって個性が際立つ様々な御朱印、寺社のオリジナル御朱印帳を紹介します。神仏とのご縁や絆をいっそう深めてくれる御朱印を求めて寺社を詣でてみてはいかがでしょうか。
【特集】研ぐほどに愛着を増す”メイド・イン・ジャパン”
一生モノの「庖丁」
優れた道具は、使い込むほどに手に馴染み、使いやすさと愛着を増していくものです。第3特集は「一生モノの庖丁」と題して、生涯の伴となる庖丁探しに役立つ情報をお届けします。冒頭では老舗鍛冶の庖丁製造工程を例に日本古来の優れた鍛造技術を紹介。そして庖丁の正しい使い方、研ぎ方、手入れ方法も解説しています。さらに、「らくだ屋通信販売部」特別編として、手に入れたくなる庖丁の逸品カタログも用意しました。
【とじ込み付録】『サライ』謹製
堀文子 絵はがき4枚セット
さらに今号は、連載「命といふもの」でおなじみの日本画家、堀文子さんが描いた草花の作品4点を絵はがきにして、特製付録にしました。97歳の堀さんが「勇気づけられた」という、どくだみや仙人草、白山吹などの生命力に満ちあふれた美しさが目を引く『サライ』謹製絵はがき4枚セットです。
「禅の手ほどき」「御朱印巡り」「一生モノの庖丁」を特集し、とじ込み付録に「堀文子 絵はがき4枚セット」が付いた『サライ』5月号。書店などで手にとってお確かめください。