文・写真/MARIKO(モデル、神社検定1級)
今年もあっという間に残すところ1か月となりました。今回は今年一年を総括するという意味もこめて、かねてから訪ねてみたかった群馬県高崎市・榛名神社の「御神水開運おみくじ」をご紹介します。
標高1449mの榛名山の中腹に鎮座する榛名神社は、参道沿いには榛名川が流れ、渓谷や巨岩など自然に囲まれたお社。
創建されたのは用明天皇元年(586)の頃といわれ、1400年の歴史を誇ります。火の神様である火産霊神(ほむすびのかみ)、土の神様の埴山毘売神(はにやまひめのかみ)を主祭神とし、鎮火開運、五穀豊穣、商売繁盛の御利益があり、雨乞いの神社としても有名です。
本殿までは約700mの参道を歩きます。右手には榛名川が流れ、緑溢れる景色に心まで澄んだ気分に。
歩いている途中にも瓶子(みすず)の滝や武田信玄が戦勝祈願したという矢立杉など様々な見所がありましたが、この双龍門に着くとガラリと空気が変わりました。門の後ろにそびえ立つのは鉾岩という奇岩。自然の持つ力強さを目の当たりにして背筋が伸びます。
さあ、この双龍門を抜けるといよいよ本殿に到着です!
とうとう本殿に辿り着きました!
長きに渡り鎮座してきた歴史を感じさせる、重厚な拝殿。その奥に何やら巨岩が見えますが……何と! 拝殿の奥に見えていた巨岩に社殿が食い込んでいます!
この巨岩は「御姿岩(みすがたいわ)」。実は榛名神社はこの御姿岩を本殿とし、その洞窟内にご祭神を祀っているのです。
空の彼方まで伸びていくような御姿岩は、大きさにも圧倒されますがどこかあたたかさも感じられる不思議な佇まい。
古来より日本人は神様を山や岩、木などを依り代として宿られるものと考えてきました。御姿岩を見ているとそんな古くからの日本人の考えに触れられる気がします。こうしてお参り出来て良かったとしみじみ感じました。
しっかりと参拝をして、いよいよおみくじタイムです!
今回引く「御神水開運おみくじ」は水に浸けると文字が浮かび上がるおみくじ。浸し場所は参道途中にあるので、結果はすぐにはわかりません。
今回引いたのはこちら!まだ白紙のおみくじにドキドキします。
さて、御神水の浸し場所に到着しました。榛名神社は雨乞いの神様として有名なことから、この御神水を神前にお供えしてご祈祷し、持ち帰って雨乞いの行事を行っていたのだそうです。益々ご利益が高まりそうですね。
それでは水に浸けてみましょう!
ご神水におみくじを浮かべると、段々と文字が浮かび上がってきました!!
むむ、この文字は…!?
出ました!第10号「吉」です!!
早速読んでみましょう。
「願望:待てど来ず。為せば成る。」
「恋愛:自ら愛せよ。幸福あり。」
気になったメッセージがこの2つ。どちらも自分から行動することの大切さを指摘されていますね。
確かに、あまりガツガツするのが得意ではない私。でも自分から動いてこそ大きな成果が出るのだ!と背中を押された気がします。「待てど来ず。」の言葉に焦ってしまいましたが、愛ある叱咤激励ですね(笑)
引いたおみくじは、浸し場所横の廻運燈籠の自分の干支の納め口に入れ、燈籠を廻すと運が良くなるのだそう。
いかがでしたか? 皆さんも、これからの年末年始、初詣で神社に行く機会も増えるのではないでしょうか。
おみくじは神様との最高のコミュニケーションツールです。ぜひおみくじを引く前に、聞きたいことを具体的に考えてみてくださいね。内容がよりわかりやすくなるはずです。
凶を引いてしまった!という時も、まずは焦らずじっくり読んでみて。実は良いことが書いてあった、ということも多いのです。
さて、来年はどんなおみくじとの出会いがあるのか、楽しみです。
訪ねたお社 | 榛名神社 |
所在地 | 群馬県高崎市榛名山町849 |
電話 | 027-374-9050 |
アクセス | JR高崎駅西口より、群馬バスで本郷経由榛名湖行きに乗車榛名神社前下車、徒歩約15分ほか |
公式サイト | http://www.haruna.or.jp/ |
文・写真/MARIKO
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