風土と歳月が醸す命の水「ウイスキー」の大特集に、誰でもカンタンにすぐ描ける「水墨画で寿ぐ年賀状」の特集をあわせてお届けします。
さらに今号の特別付録は、毎年恒例の『サライ』オリジナルカレンダーです。来たる平成30年のカレンダーとして、江戸時代の美人画の名手・鈴木春信の名品を集めた「鈴木春信 風流江戸ごよみ」をご用意しました。
それでは今号の読みどころを紹介してまいりましょう。
【大特集】
風土を味わう、歳月を味わう
ウイスキー 基本のき
ウイスキーの復権めざましい今日この頃、『サライ』が久々にウイスキーの特集をお届けします。
世界の5大ウイスキーの解説や、製造工程の紹介など、「基本のき」のおさらいはもちろん、北は北海道厚岸、南は九州鹿児島まで、大手蒸溜所から話題のマイクロ蒸溜所までを訪れる旅企画にもページをたっぷり割きました。
さらに、日本屈指のバーテンダー『スタア・バー銀座』の岸久さんによる「家飲みの極意」伝授も見逃せません。焼酎よろしく「前わり」や、この時期楽しみな「ひれウイスキー」など、眼からウロコの飲み方を満載。
今回の特集を機に、ご自宅でのウイスキーの新しい楽しみ方を「発見」してください。
【第2特集】
誰でも描ける墨と筆の芸術
「水墨画」で寿ぐ年賀状
水墨画って難しいんでしょ? いえいえ、筆と墨と水だけで描く水墨画は、世界で最も簡素な絵画芸術。コツをつかめば、誰でも簡単に描けます。
今号の第2特集「『水墨画』で寿ぐ年賀状」では、まず島尾新・学習院大学教授に「水墨画の見方」を解説いただくとともに、雪舟『破墨山水図』、俵屋宗達『蓮池水禽図』などの国宝作品をはじめ、名画のツボをご案内します。
特集後半では、上海出身の水墨画家・沈和年さんに水墨画の基本「三墨法」と、「竹」「梅」「鳥」「菖蒲」、新年の干支「犬」の描き方を教えていただきます。
仕上げは、篆刻家の河野隆さんがスチレンボードと鉛筆を使って10分で作れる「遊印」の作り方を伝授。
今特集を参考に、みなさんもぜひ今年の年賀状には、はがきに“宇宙”を描いてみてください!
【特別付録】
お待たせしました!毎年恒例のサライ特製カレンダー
平成30年カレンダー
「鈴木春信 風流江戸ごよみ」
12月号には、特別付録として、江戸の絵師・鈴木春信の名品を集めたカレンダーが付いてきます。毎年好評のサライ特製カレンダーの2018年版です。
美人画の名手として名を馳せ、今も高い人気を誇る人気絵師の鈴木春信。今回は名古屋ボストン美術館で開催中の『ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信』展への出品作から、選りすぐりの作品をカレンダーに仕立てました。
小型で見やすく、書き込みもできて使いやすいと好評のサライカレンダー。ぜひお使いください。
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知るほどに深く豊かに味わえる「ウイスキー」の大特集と、
文/編集部