【ひと皿の歳時記~第81回】
四谷「北島亭」の「ソーモン・ア・ロゼイユ」
いまから40年以上前に、フランスのジャン・トロワグロが創作した「ソーモン・
ア・ロゼイユ」。
鮮度が高いゆえに、鮭の火の通しを軽くし、酸葉(オゼイユ)の酸味を活かしたペルノー酒風味のソースで食べさせる。1970年代にフランス中で吹き荒れた「ヌーヴェル・キュイジーヌ・フランセーズ」(新しいフランス料理)のきっかけになったひと皿とも入れる魚料理です。
いまや、泡のソースが全盛で、40年前の料理は古典料理になってしまいましたが、このひと皿は決して色褪せず、クラシックはいつも新しい魅力に満ちていることを教えてくれます。
また、クラシックは「古典」ではなく「最高」という本来の意味を教えてくれる逸品でもあります。
店舗情報
店名 | 北島亭 |
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住所 | 東京都新宿区三栄町7 JHCビル1F |
TEL | 03-3355-6667 |
営業時間 | 11:30~14:30(L.O.13:30)、18:00~22:00(L.O.19:30) |
定休日 | 水曜日、第1・第3火曜日 |