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ベルリン、ドレスデン、フランクフルト|本場ドイツのクリスマスマーケットを行く

文・写真/バレンタ愛(海外書き人クラブ/元オーストリア在住、現カナダ在住ライター)

クリスマスマーケット、その歴史は中世まで遡る。今では日本各地でもクリスマスマーケットが開催されているので、その言葉を耳にしたこともあるだろう。神聖ローマ帝国だったドイツ、オーストリア、スイスなどのドイツ語圏や、フランスの一部などで13~14世紀ごろに登場したものだ。今でもクリスマスは1年で最も大事な行事で、中世から続いている伝統行事とあれば地元の人達の思い入れも半端ではない。街中がイルミネーションと、クリスマスデコレーションで飾られる時期のヨーロッパはとても美しいが、今回はクリスマスマーケットの本場ドイツに注目してみよう。

クリスマスマーケットの屋台

クリスマスマーケットの屋台

アドベント、アドベント

クリスマスマーケットを語る前に頭に入れておきたいのが「アドベント」。

アドベントとはクリスマス前の約4週間、イエス・キリストの誕生を待っていた期間で日本語では待降節や降臨節などと言われる。今でもこのアドベント期間はとても大切にされていて、クリスマスマーケットも主にこの期間に開催されるが、他にもいくつかの慣わしがある。

最近では日本でも見かけるようになった「アドベントカレンダー」もその1つだ。12月1日から24日までクリスマスまでの日々をカウントダウンしながら楽しむもので、オモチャやお菓子など毎日小さなプレゼントが貰える。今では子供向けだけではなく大人向けのアドベントカレンダーもあり、その種類は多様化している。ビジネス戦略と分かっていても、色んな角度から上手く様々なニーズに合うアドベントカレンダーが販売されているので、大人もつい欲しくなってしまう。そして毎朝、「今日は何だろう?」と楽しみにしている自分がいるのは否定出来ない。完全にハメられている気もしないでもないが、毎日小さな楽しみがあるだけで、クリスマスに向かっての幸せな気分が盛り上がって行くのは悪くない。

またリースの上に4本のキャンドルを飾った「アドベントクランツ」というものもある。クリスマスまでの毎週日曜日に1本ずつキャンドルを灯していき、クリスマスには4本全てに火が灯るというものだ。アドベントクランツは各家庭で作られたり、花屋で売られていたりもするほか、マーケットや教会にも飾られている事もある。家庭ではこのアドベントクランツを囲み、やはりクリスマスまでの日々を楽しみながらカウントダウンしていくのだ。

アドベントクランツ

アドベントクランツ

プレゼントを持ってくるのは?

そしてもう1つ知っておきたい事は「クリストキンド」

キリストの子供という意味の言葉で、国や地方によって異なるが24日の夕方から25日の朝にかけてプレゼントだけではなくツリーの飾り付けまでする(地方によってはツリーも持ってくる!)のがこのクリストキンドだ。白い服を着た金髪カールの女の子の妖精でマーケットなどでも見かける事があるだろう。

ドイツ語でクリスマスはWeihnachtenというのでクリスマスマーケットは「Weihnachtsmarkt」と言われるが、このクリストキンドの名を取って「Christkindlmarkt」と言われることもある。また先のアドベントに開催されるので「Adventsmarkt」というところもある。

「アドベント」と「クリストキンド」を頭に入れて、ドイツ各地のクリスマスマーケットを回ってみよう。

クリスマスのショーウィンドー

クリスマスのショーウィンドー

ベルリンのクリスマスマーケット

ブランデンブルグ門とクリスマスツリー

ブランデンブルグ門とクリスマスツリー

まずはドイツの首都ベルリンのクリスマスマーケットから。

ベルリン市内では20か所以上、文字通り至る所で開催されている。国会議事堂やブランデンブルグ門なども大きなクリスマスツリーが飾られ、街はイルミネーションで彩られる。マーケットにはそれぞれ特徴もあるので、観光しながら色々なマーケットを回るのもとても楽しいが、外せないのはフランス大聖堂のあるジャンダルメンマルクト広場(Gendarmenmarkt)で開催されるマーケットだ。ライトアップされた美しいフランス大聖堂、コンサートハウスとドイツ大聖堂に囲まれているので、更に華やかだ。その広場一面を使って開催されるマーケットは、たくさんのお店が並び、活気に溢れる。

ジャンダルメンマルクト広場のクリスマスマーケット

ジャンダルメンマルクト広場のクリスマスマーケット

他にはアレクサンダー広場やシャルロッテンベルグ宮殿のクリスマスマーケットなどもお勧めだが、とにかくたくさんある。

ベルリンのクリスマスマーケットベスト10やベルリン市のクリスマス情報などを参考に色々と回るのもこの時期ならではの楽しみだ。

シャルロッテンベルグ宮殿のクリスマスマーケット

シャルロッテンベルグ宮殿のクリスマスマーケット

ドレスデンのクリスマスマーケット

ドレスデンのStriezelmarkt

ドレスデンのStriezelmarkt

ベルリンから電車で約2時間ほどの所にある古都ドレスデン。第二次世界大戦ではかなりの被害を受けた街だが、修復されていて美しい建物が数多くある街だ。この街には1434年から開催されている最も古いクリスマスマーケットがある。
Striezelmarkt Dresden」と呼ばれるそのマーケットはAltmarktで開催され、大きなツリーはもちろんクリスマスピラミッドやメリーゴーランド、お菓子の家、コンサートステージなども設置されとても賑やかだ。地元の人達だけではなく世界中から多くの人々が訪れる一度は訪れたいマーケットだ。

ドレスデンのStriezelmarkt

ドレスデンのStriezelmarkt

他にドレスデンを代表する見どころの1つフラウエン教会(Frauenkirche)が建つNeumarkt、そこからエルベ川へと続くMuenzgasseにもお店が並び、イルミネーションで飾られた小道はとても賑わっている。

クリスマスのドレスデン

クリスマスのドレスデン

ドレスデンは私がどうしても訪れたかった場所の1つだ。世界最古のクリスマスマーケットはもちろん、リヒャルド・ワーグナーが首席指揮者を務めていたゼンパ―・オーパーが大きな理由だが、あと1つは1743年に完成し、オルガン完成時に時はヨハン・セバスチャン・バッハが演奏をしたという歴史あるフラウエン教会だ。第二次世界大戦で爆破され廃墟となっていたが、住民の願いと努力の甲斐があって、瓦礫の山から使えるものを見つけ、それを出来るだけ元の位置に戻して修復された。執念に近いものを感じる話だが、感動と尊敬の念を感じずにはいられない。そんな街だからこそ、世界最古と言われるクリスマスマーケットが続いているのかもしれない。ドレスデンのクリスマス情報などを参考に、古都が更に輝くクリスマスシーズンを満喫して欲しい。

フランクフルトのクリスマスマーケット

フランクフルト、レーマー広場

フランクフルト、レーマー広場

ドイツ中央部、マイン川沿いにある大都市フランクフルトは高層ビルのイメージもあるが、昔ながらの木組みの建物に囲まれたレーマー広場でのクリスマスマーケットがドイツらしい雰囲気を味わえる。市内のクリスマスマーケットはそれほど数は多くないが、この後紹介するハイデルベルグなどにも足を延ばして合わせて楽しむのがお勧めだ。

ハイデルベルグのクリスマスマーケット

ハイデルベルグのマーケットの様子

ハイデルベルグのマーケットの様子

フランクフルトから約1時間の所にあるハイデルベルグ。この街は丘の上にハイデルベルグ城があり、ネッカー川が流れる小さいながらとても景観の美しい街だ。市内数か所で開催されるハイデルベルグのクリスマスマーケットは、どこか温かい家庭的な雰囲気が漂う。歩いて回れる小さな街なので、観光しながらクリスマスマーケットを楽しめるのも嬉しい。

フランクフルトやハイデルベルグではそれほど規模の大きなクリスマスマーケットはないので、マインツリューデスハイム、そして古城街道のニュルンベルグ、ロマンティック街道のヴュルツブルグローテンブルグなどと組み合わせて周辺を回ると更に楽しめる。どの街のクリスマスマーケットも、まるでおとぎ話の世界そのものだ。

ミュンヘンのクリスマスマーケット

ミュンヘンの新市庁舎

ミュンヘンの新市庁舎

南ドイツ、バイエルンの州都ミュンヘンは、ビールやソーセージ、サッカーなどのイメージが強いかもしれないが、数多くのクリスマスマーケットが開催される。新市庁舎の建つマリエン広場などがあるノイハウザー通りは歩行者専用道路なので、プラプラと歩きながら見て回れるのが嬉しい街だ。

レジデンツの中庭、Kaiserhofのクリスマスマーケット

レジデンツの中庭、Kaiserhofのクリスマスマーケット

クリスマスマーケットの食べ物、飲み物

さて、多くの都市の様々なクリスマスマーケットを見てきたが、どこのマーケットでも欠かせないのが食べ物や飲み物だ。日本のお祭りに屋台が必ずあるのと同じように、ドイツのクリスマスマーケットにも必ず屋台がある。ドイツのマーケットの屋台はデコレーションが派手だったり、屋根の上に色々乗っていたりもするので、それらを見比べながら歩くのも楽しい。

クリスマスの屋台(ハイデルベルグ)

クリスマスの屋台(ハイデルベルグ)

ドイツの食べ物と言えば?のイメージ通りソーセージももちろんあり種類も多いが、他にもフラムクーヘンという薄いピザのようなものや、溶けたチーズをパンに乗せたラクレット、マッシュルーム、焼き栗や炒ったアーモンド、クレープなど見逃せないグルメがたくさん味わえる。王道のポテト料理もたくさんの種類があるが、丸ごと焼いてその上にソースがかかっているものがマーケットらしくて美味しい。その他にドイツのクリスマスらしいのはシュトーレンやクッキーだが、パッケージになっているので、買って帰ってゆっくり食べたい。

マッシュルームと黒パン

マッシュルームと黒パン

クリスマスマーケット巡りに欠かせないホットドリンクは寒さを和らげてくれる。スパイスの入ったワインや他のアルコール飲料を温めたグリューワインやプンシュ(ノンアルコールもあり)などがあるが、ドイツらしいのはホットビール!温かい飲み物の入ったマグを片手にクリスマスマーケットを歩くのが、ローカルっぽい楽しみ方だ。飲み物を頼んだ時に支払う料金にはマグのデポジット料金も含まれているので、マグを返却するとデポジットが返って来る。マグはそれぞれの都市(マーケット)でオリジナルがあり、そこでしか買う事が出来ないのに加えその年限定のものもあるので、気に入ったものは持って帰るとプレミアム感あるお土産になるのだ。

ドレスデンのマーケットのマグ

ドレスデンのマーケットのマグ

ドイツ国内のクリスマスマーケット情報ドイツの美しいクリスマスマーケット、ベスト15などにもあるように、ドイツ国内では本当に至る所でクリスマスマーケットが開催されている。どこの街に行っても、あのクリスマスの雰囲気は特別なものがある。開催期間も短く、大きな国なので全てのマーケットを制覇する事は不可能に近いが、またいつかクリスマス時期のドイツを訪れたいものだ。

文・写真/バレンタ愛
12年間のウィーン生活後、2016年よりカナダ・オタワ在住。長年のヨーロッパ生活とトラベルコンサルタントなどの経験を活かし、2007年よりフォトライターとしても幅広い分野において多数の媒体に執筆、寄稿、写真提供。海外書き人クラブ会員。

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