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取材・文/末原美裕

京都を美しく彩る紅葉のシーズンが間もなく訪れようとしています。どこを訪れようか気がはやりますね。どうせなら普段は入ることのできない特別な場所へ足を運んでみてはいかがでしょう?

京都では季節ごとに通常非公開の場所が特別に公開され、今年の秋は6箇所の公開が予定されています。中でも紅葉が美しい2箇所をセレクトしてご紹介します。

新選組も眺めた京都の紅葉パノラマ

歴史好きの方はご存知のことと思いますが、金戒光明寺は新選組発祥の地として有名なお寺です。紅葉シーズンになると白砂と杉苔の枯山水庭園は鮮やかな赤へとドラマティックに彩られます。

中でもおすすめは山門からの眺望で、京都市内の紅葉をパノラマで愉しむことができます。
「市内でも遮るものなく全景を見られるのはここだけ。京都の天守閣のようなこの場所から、新選組も京都の未来を思案していたと思いますよ」と金戒光明寺筆頭執事の橋本さん。昔は大阪城まで望めたそうですが、様相が変わり今はあべのハルカスまで見ることができます。

また庭園と山門の特別公開にあわせて、伊藤若冲が手がけた「群鶏図押絵貼屏風」も期間中、展示されています。若冲の繊細な筆致がわかるほど間近で見ることができる貴重な機会です。

 

名建築と紅葉が彩る、美しき旧三井家下鴨別邸

下鴨神社の南に、近代京都の名建築があることを知っていますか? 旧三井家下鴨別邸です。もともと三井家の顕名霊社(あきなれいしゃ)を参拝するための休憩所として建築されました。大正期までに整えられた屋敷構えの保存状態がいいことから、重要文化財にも指定されています。

通常非公開の主屋二階が特別公開され、絵画のように優美で静謐な紅葉を眺めることができますよ。

またこの二階部分ですが、特別公開期間外は貸室としても利用できるんです! 貸室料金を見ると、座敷(定員24名)終日(9時から17時まで)8600円と記載してあり、「これは一人当たりの料金ですよね?」と確認したところ、そうではなく一室あたりの料金だと教えられ、(もしかしたら貸会議室よりも安価なのでは?)と大変驚きました。

家族や仲間と心置きなく、空間ごと愉しむことができます。

仕出し(一人3000円)を頼むこともできます。重要文化財の建物でお食事できるなんてとても贅沢ですね。

普段は立ち入ることのできない場所を訪れて、非日常の特別感に包まれながら最高の紅葉を愉しんでみてはいかがでしょうか。

■金戒光明寺

公開期間:11月9日〜12月2日
時間:9時〜16時30分(16時受付終了)
拝観料:御影堂・大方丈・庭園 大人600円
山門 大人800円
セット券 大人1200円
住所:京都市左京区黒谷町121
電話:075-213-1717(京都市観光協会)
アクセス:京都市バス 「岡崎神社前」下車、徒歩約5分
https://www.kyokanko.or.jp/momiji2018/

■旧三井家下鴨別邸<主屋二階>

公開期間:11月15日〜12月4日
時間:9時〜17時(16時30分受付終了)
見学料:大人600円
住所:京都市左京区下鴨宮河町58−2
電話:075-366-4321
アクセス:京阪電車 「出町柳」駅下車、徒歩約5分
https://www.kyokanko.or.jp/mitsuike/
京都市観光協会:
https://www.kyokanko.or.jp/

取材・文/末原美裕
小学館を経て、フリーの編集者・ライター・Webディレクターに。2014年、文化と自然豊かな京都に移住。

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