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旅行

四天王寺|7回も再建された不死鳥のごとき五重塔【大阪の古社名刹を巡る旅2】

写真・文/鈴木拓也

喧噪あふれる大阪市のど真ん中に、雰囲気を一変させる浄域がある。それが、聖徳太子が推古天皇元年(593)に創建した四天王寺である。日本最古の官寺として、また既存宗派に属しない和宗の総本山としても知られている。

日本の古寺の歴史は、災禍と復興の歴史でもあるが、四天王寺ほど何度も災難に遭い、そのたびに復活を遂げた例はそうない。不死鳥のごとくよみがえる姿を見て、人々は信仰をますます篤くし、心のよりどころとするという側面もあり、復興の歴史自体に興味を惹かれるのも自然なことかもしれない。

今回は、7回も再建された四天王寺の五重塔にスポットを当て、あわせて主要な重文建築物も紹介する。

*  *  *

四天王寺は、南北一直線上に中門・五重塔・金堂・講堂が並んだ、いわゆる「四天王寺式」の伽藍をそなえており、創建当初から五重塔は威容を誇っていた。

最初の受難は836年の落雷によるもので、塔廟は損壊したが後に再建された。

ところが、この五重塔は960年の火災で焼失。その後再建された三代目は、4度も地震や兵火による災禍で損傷したが、奇跡的に全壊は免れた。しかし、石山合戦の最中に全焼してしまう。のちに豊臣秀吉が再建を確約し、豊臣秀頼の代になって再建が完了した。しかし、これも大坂冬の陣までの短い命であった。

江戸時代の太平の世にあっても、落雷によってまたも焼失、昭和に入っても室戸台風と大阪空襲で壊滅的な打撃を被る。今われわれが見る五重塔は、1959年に建てられた八代目である。

華麗にそびえる八代目五重塔

江戸時代以降の五重塔の再建には、地域の有力者のみならず、多くの庶民らの寄進と力添えがあった。それだけに大阪の人々の四天王寺に対する愛着の念は大きい。

*  *  *

四天王寺は、1945年の大阪大空襲で甚大な被害を受けたため、寺院施設の多くは戦後のものだが、空襲を免れた一部は今も健在である。中でも江戸時代(元和年間)に再建された建築物は、国の重要文化財の指定を受けており、長い歴史の一端を垣間見ることができる。

四天王寺の石鳥居

四天王寺の「石鳥居」は、「日本三鳥居」のひとつで、もとは木造であった鳥居を、鎌倉時代の忍性上人の発願で石造に改めたもの。ほぼ同時代にできた扁額に書き込まれているのは「釈迦如来 転法輪処 当極楽土 東門中心」の16文字である。

元三大師堂

「元三(がんざん)大師堂」は、比叡山延暦寺の中興の祖で、おみくじの創始者として知られる第18代天台座主の良源(元三大師)を祀るお堂で、元和年間に再建されたもの。手前にある「ちえの輪」をくぐると、智慧が授けられるとされる。

六時礼讃堂

伝教大師・最澄の創建と伝えられる「六時礼讃堂(六時堂)」は、江戸時代初期に建立されたもの。「六時」(晨朝・日中・日没・初夜・中夜・後夜)の6回にわたり仏を礼拝讃歎することから、この名がつき、現在は供養・納骨を行う寺の中心道場でもある。

真向かいの石舞台(重文)では、4月22日に聖徳太子の遺徳を偲んで、聖霊会舞楽大法要が行われ、多くの人でにぎわう。

五智光院

本坊には、本坊西通用門、湯屋方丈、五智光院の3つの重要文化財がある。特に雄大なつくりが印象的な「五智光院」は、元和年間に建立されたもので、檀信徒および四天王寺関係者へ入壇灌頂を授ける道場となっている。

*  *  *

以上、聖徳太子ゆかりの古寺、四天王寺の見どころを紹介した。

四天王寺は、2022年の「聖徳太子千四百年御聖忌」をひかえ、耐震補強や再塗装など大がかりな伽藍の改修工事を行われている。あわせて、境内全域の荘厳(しょうごん)や行事も充実している。

この節目を機会に、いちど参拝に訪れてみてはいかがだろう。

【四天王寺】
■住所:大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
■拝観時間(お堂・中心伽藍・庭園):4~9月は8:30~16:30(21日は8:00~17:00)、10~3月は8:30~16:00(21日は8:00~16:30、10月21日のみ8:00~17:00)
■拝観時間(六時堂):8:30~18:00(21日は8:00~18:00)門は24時間開放されており、堂の外の参拝はいつでも可能だ。
■拝観料(大人):中心伽藍は300円、庭園は300円、宝物館は500円(団体割引あり。障がい者は無料)
■公式サイト:http://www.shitennoji.or.jp/
■アクセス:環状線「天王寺駅」から北へ徒歩12分、地下鉄御堂筋線・谷町線「天王寺駅」から北へ徒歩12分、地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」から南へ徒歩5分、南大阪線「阿倍野橋駅」から北へ徒歩14分

取材協力/四天王寺

写真・文/鈴木拓也
2016年に札幌の翻訳会社役員を退任後、函館へ移住しフリーライター兼翻訳者となる。江戸時代の随筆と現代ミステリ小説をこよなく愛する、健康オタクにして旅好き。

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