イタリアの最南端にある、ランペドゥーザ島。この島の海はあまりに透明度が高いため、水面にある舟が空中に浮かんでいるように見えることで有名だ。
その理由は石灰岩を含んだ白い砂が海底を覆っているからだそうだ。なんと、水深15~20mの海底までくっきり見えるという。
今回は、ランペドゥーザ島で撮影した奇跡の写真をご紹介しよう。解説してくれるのは、この写真を撮った阪急交通社のツアーガイド木内由美子さんだ。
「シチリア島の州都パレルモから飛行機で約1時間、周囲約20kmの小さな島ランペドゥーザ島は、“死ぬまでに一度は行きたい世界の絶景”で脚光を浴びました。実際に私も、現地でフライングボート(空飛ぶ船)を探しに行きました。
タバッカラの入江を見下ろすと……、空飛ぶ舟がいっぱい! その時に撮影したのが、冒頭の一枚です。本当に船がプカプカ浮かんでいるように見えて、思わずシャッターを切るのも忘れて見入ってしまいました。
海は透明なだけでなく美しく、太陽の光が透き通った水に溶け込むように反射して、キラキラしていました。そしてパンくずを投げると魚がたくさん寄ってきて、肉眼でもよく見えましたよ。」
「船から海へダイブ! ランペドゥーザ島では、5月になれば海に入ることができます。」
驚異の透明度を誇るランペドゥーザ島の海の写真を見て、この不思議な景色を自分の目で確かめてみたいと思った方も多いだろう。訪れる時は、カメラを忘れずに!
【ランペドゥーザ島へのツアーについてのお問い合わせ】
阪急交通社トラピックス
http://www.hankyu-travel.com/tour/
電話:0570-08-8689
(ナビダイヤル 月~金/09:30-17:30 土日祝/09:30-13:30)
文/オノハルコ(晴レノ日スタヂオ)