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一夜にして消滅した古代ローマ都市ポンペイ、その遺跡で発掘された貴重な壁画約80点を公開中

古代ローマの都市ポンペイは、南イタリア・ナポリ近郊に位置する風光明媚な町で、ローマ人の余暇地として最盛期は2万人を超える人々が暮らしていました。しかし、紀元後79年、ヴェスビオ山の噴火により一夜にして消滅します。

1748年に発掘が開始されたポンペイの遺跡は、古代ローマの人々の豊かな暮らしを今に伝え、世界中の人々を魅了し続けています。1997年には「ポンペイ、エルコラーノ、トッレ・アヌンツィアータの遺跡地域」として世界遺産に登録されました。

《赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス》〔後1世紀 ナポリ国立考古学博物館蔵〕©ARCHIVIO DELL’ARTE-Luciano Pedicini / fotografo

《赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス》〔後1世紀 ナポリ国立考古学博物館蔵〕©ARCHIVIO DELL’ARTE-Luciano Pedicini / fotografo

   
4月29日(金・祝)から東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される「日伊国交樹立150周年記念 世界遺産 ポンペイの壁画展」は、ポンペイの出土品の中でも、最も人気の高い壁画に焦点を絞り、壁画の役割と、その絵画的価値を紹介するもの。ナポリ国立考古学博物館、ポンペイ監督局の貴重な作品約80点を厳選して展示します。

HR4142

《詩人のタブロー画がある壁画断片》(部分)〔後1世紀 ポンペイ監督局蔵〕©ARCHIVIO DELL’ARTE-Luciano Pedicini / fotografo

 

本展の見どころを、監修者の東北大学准教授・芳賀京子先生にうかがいました。

「今回はポンペイ周辺の壁画の中でも特に質が高い3枚の大作が一堂に会します。また本展では、ポンペイの壁画を分かりやすく紹介するために4つの章を立てて展示しています。
第1章は壁画が描かれた建築の作例を年代順に紹介します。第2章は日常生活をうかがうもので、一部屋を再現した立体展示の中で壁画がどういう風に飾られていたか紹介します。第3章は古代ローマ人が親しんだギリシャ神話の物語性を紹介します。なかでも《赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス》は本邦初公開の大作です。第4章は個々の神々が市民の生活の中でどのように信仰されてきたかを紹介します。
こうした多角的視点から、古代の人々がどのように生活を楽しんでいたか感じ取っていただければ幸いです」

ポンペイ壁画のまさに決定版ともいえる展覧会、ぜひご覧ください。

 

【日伊国交樹立150周年記念 世界遺産 ポンペイの壁画展】

会場/森アーツセンターギャラリー(東京都港区)
会期/2016年4月29日(金・祝)~7月3日(日)
住所/東京都港区六本木6-10-1   六本木ヒルズ森タワー52階
電話番号/03-5777-8600(ハローダイヤル)
料金/一般1600円 大高生1300円 中小生600円 
開館時間/10時から20時まで、火曜(5月3日を除く)は17時まで(入館は閉館30分前まで)
休館日/会期中無休
アクセス/東京メトロ日比谷線六本木駅よりコンコースで直結、都営大江戸線六本木駅3出口より徒歩4分・麻布十番駅7出口より徒歩約5分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5出口より徒歩約10分

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