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東宝の誇る名優集結! オトナの特撮映画『海底軍艦』【面白すぎる日本映画 第32回】

海底軍艦

文・絵/牧野良幸

俳優の高島忠夫さんが6月に亡くなられた。生前は映画だけでなくテレビでも親しまれ、ご子息が俳優となった後は高島一家の顔としてもご健在だっただけに訃報は残念でならない。

そこで今回は高島忠夫さんが出演した『海底軍艦』を取り上げてみたい。

『海底軍艦』は1963年(昭和38年)公開の東宝の特撮映画である。監督が本多猪四郎、特撮が円谷英二、音楽が伊福部昭。つまり有名なゴジラ映画と同じ顔ぶれによる作品だ。

といっても『海底軍艦』は怪獣映画ではない。マンダという怪獣こそ途中で現れるが、あまり重要ではない(強くもないし)。この映画の主役は海底軍艦こと轟天号である。

轟天号は潜水艦だが空を飛ぶこともできる。先端のドリルで岩を砕いて地中を進むこともできる。いかにも特撮映画らしい潜水艦だ。

この轟天号のアイデアは、5年後に円谷プロダクションが制作したTV番組『マイティジャック』のマイティ号で再び少年たちの前に現れることになる。僕たち60年代の子どもは「宇宙戦艦ヤマト」を待たずして、空飛ぶ潜水艦に心奪われていたのである。

『海底軍艦』に話を戻すと、ストーリーはこうである。

1万2千年前に地殻変動で太平洋に没したとされたムウ帝国。ある日、そのムウ帝国が地上で暮らす人類に宣戦布告する。彼らは海底の奥深くで生活しながらも、地熱をエネルギーとする高度な科学技術を持っていた。

人類の危機に際し、国連は轟天号の出動を要請する。轟天号は太平洋戦争が終わった後も、神宮司大佐をリーダーとする旧日本軍が秘密裏に建造していた万能原子戦艦だ。こうして轟天号は人類を救うためムウ帝国との戦いにいどむ、というお話。

実は僕は『海底軍艦』を劇場公開時に観ている。

その時僕は5歳と11か月。幼稚園の年長だ。それでも映画館の大きなスクリーンに映った轟天号の勇姿(ムウ帝国のスパイに破壊されたドッグからの発進シーン)や、伊福部昭の音楽は記憶に残っている。

中でも鮮明に記憶しているのがクライマックス、地下のムウ帝国に突入した轟天号から降りた攻撃隊が、ムウ帝国の動力炉に爆弾を仕掛けるシーンだ。巨大な地下動力炉の中で小さな人間が動く特撮シーンは神秘的でさえあった。

しかし幼稚園児の記憶力が確かか、というとそうとも言えない。

実はカメラマンの旗中進役を演じた高島忠夫のことは覚えていない。またヒロインの神宮司真琴を演じた、東宝きっての美人女優、藤山陽子のこともまるで覚えていない。

まあ5歳の幼稚園児が映画館で「高島忠夫はいい演技しているねえ」とか「藤山陽子はいい女だなあ」などと感激していたら、それもおかしいと思う。僕の記憶から消えたことは勘弁していただきたい。

ということで今回エッセイを書くためにDVDを観てみた。『海底軍艦』を観るのは実に56年ぶり! 今あらためて観ると俳優の豪華さに驚く。

主演の高島忠夫。やっぱり元気で明るい。最初に「映画の主人公は轟天号」と書いたが、やはり主役は高島忠夫で間違いない。映画全体をまとめるムードメーカーである。

それから藤山陽子の美しさ……これは幼稚園児には分かるまい。

日本映画史を代表する二枚目俳優、上原謙も出ている。他にも藤田進や平田昭彦、田崎潤など、ここには書ききれないほど、東宝の誇る黒澤映画、クレージーキャッツ映画、若大将シリーズの俳優さんたちが出演している。ムウ帝国の皇帝役の小林哲子も不敵な目つきが印象的である。

これが子ども向けの特撮映画とは、とても思えない。そういえば映画の最初に、北あけみのビキニ姿が出てきてドキッとした。子ども映画にこんなサービスショットが必要だろうか。当時の幼稚園児はスルーしても、還暦を過ぎた男には刺激的だ。

ということで『海底軍艦』は今でも“オトナの特撮映画”として立派に通用する作品だ。特撮映画としてはゴジラより知名度は落ちるけれども、サライ世代にはゴジラ以上に楽しめる映画かもしれない。

生前はテレビの映画劇場の解説もされた高島忠夫さん。もし生きていらっしゃったら、この『海底軍艦』をどんな風に解説しただろうか。高島さんの溌剌とした声で聞いてみたかったと思う。あらためて高島忠夫さんのご冥福をお祈りします。

【今日の面白すぎる日本映画】
『海底軍艦』
製作年:1963年
製作・配給:東宝
カラー/94分
キャスト/高島忠夫、藤山陽子、小泉博、上原謙、藤木悠、佐原健二、田崎潤、小林哲子、天本英世、平田昭彦ほか
スタッフ/原作:押川春浪 脚本:関沢新一 監督:本多猪四郎 特撮監督:円谷英二 音楽:伊福部昭

文・絵/牧野良幸
1958年 愛知県岡崎市生まれ。イラストレーター、版画家。音楽や映画のイラストエッセイも手がける。著書に『僕の音盤青春記』『オーディオ小僧のいい音おかわり』(音楽出版社)などがある。ホームページ http://mackie.jp

 

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