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前列中央から時計回りに、ご飯、野蕗のきゃらぶき、煎り豆腐(人参)、鶏そぼろ、漬物(胡瓜と人参の糠漬け・壬生菜・刻み沢庵)、焼き海苔、ごんげん蒸し、大根おろし(葱・鰹節・胡麻)、納豆(葱)、絹さやの浸し(鰹節)、味噌汁(豆腐・若布・葱)、中央右は焼き鮭、左は蒲鉾と山葵漬け。今朝は小鉢に盛っているが、常備菜のきゃらぶきや煎り豆腐、鶏そぼろ、加えてごんげん蒸しなどは大皿で登場し、取り分けていただくことが多い。絹さやは昨夜の残りを浸しに。蒲鉾は、山葵漬け(静岡『野桜本店』の激辛口)をつけて食す。焼き海苔は東京・品川の『みの屋海苔店』のものを愛食。焼き海苔とごんげん蒸しの器の模様は、定紋である揚羽蝶。

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ボルボ V60|美しさ・機能性・安全性の三拍子揃った理想のファミリーカー【石川真禧照の名車を利く】

文/石川真禧照(自動車生活探険家) 

優れたエステート(ステーションワゴン)づくりに定評のあるボルボ。近年はSUVが評判だが、同社の新型エステートは、美しさ・機能性・安全性の三拍子揃った理想のファミリーカーといえる仕上がりだ。

ボルボ/V60

均整のとれた車体は最新のボルボの特徴。ヘッドライトのT字バーは北欧神話に登場する神が持つハンマーに着想を得ている。

国内外を問わずSUVブームが続いている。広い室内に加え、車高が高くて視界が広く、運転しやすいことなどが評判の理由だ。

これまでセダンやミニバンなど、時代とともに様々な車種が人気を博してきた。’90 年代に日本でブームとなったのがステーションワゴンである。4ドアセダンをベースに、屋根を延ばして荷室を拡大し、低重心で走行性能にも優れているのが魅力の車種である。

欧米ではファミリーカーとして人気が高く、メルセデス・ベンツやBMW、アウディなど欧州の高級自動車メーカーは、今なおステーションワゴンに力を入れている。

昨今、そうした高級志向の中型ステーションワゴンを手がける日本のメーカーはごくわずか。それゆえ、日本でも欧州製の上質なステーションワゴンに乗り続けている人は少なくない。

華美な装飾を排した運転席回り。空調やオーディオ、ナビゲーションなどの操作を行なうタッチ式の大型液晶画面は縦長のパネルを採用する。

華美な装飾を排した運転席回り。空調やオーディオ、ナビゲーションなどの操作を行なうタッチ式の大型液晶画面は縦長のパネルを採用する。

前席の着座位置はやや低め。座面、背もたれともに多少硬さを感じるが、体をしっかり支えてくれるので、長距離運転でも疲れが少ない。

前席の着座位置はやや低め。座面、背もたれともに多少硬さを感じるが、体をしっかり支えてくれるので、長距離運転でも疲れが少ない。

セレクターレバー手前の四角いボタンを左右に回してエンジンの始動・停止を行なう。その下のダイヤルで走行モードを切り替えられる。

セレクターレバー手前の四角いボタンを左右に回してエンジンの始動・停止を行なう。その下のダイヤルで走行モードを切り替えられる。

後席の着座位置もやや低め。足元は広く、頭上の空間も確保されている。ガラスルーフは後席の頭上まで大きく拡がり、室内はとても明るい。

後席の着座位置もやや低め。足元は広く、頭上の空間も確保されている。ガラスルーフは後席の頭上まで大きく拡がり、室内はとても明るい。

優れた安全装備で顧客を獲得

スウェーデンのボルボは1927年から乗用車をつくりはじめた。’50年代前半までは自国内での販売が中心だったが、’50年代後半に北米への輸出を開始したことで、世界的にその名が知られるようになった。その頃から、同社はステーションワゴンの原型ともいえる車種を生産している。

ボルボは1959年に3点式シートベルトの特許を取得し、この優れた安全装置を他社の車にも装備できるよう特許を無償公開した。そんな安全に対する考え方が米国人の共感を呼んだ。ボルボ車は家族や荷物のみならず、家族の一員である愛犬も乗せられるファミリーカーとして人気を博し、一時期、ボルボの乗用車の半分近くがステーションワゴンだった。

日本にも愛好者の多いボルボのステーションワゴン。'60年代後半から'90年代までは、垂直に断ち切ったような車体後部の造型が特徴だった。車高が低く、乗降のしやすさもワゴンの魅力のひとつ。

日本にも愛好者の多いボルボのステーションワゴン。’60年代後半から’90年代までは、垂直に断ち切ったような車体後部の造型が特徴だった。車高が低く、乗降のしやすさもワゴンの魅力のひとつ。

 

「対向車対応機能」も備える
世界最高水準を誇る安全装備

荷室側面のガラス窓を小さくしてスポーティ感を演出。荷室扉の上方まで長く伸びた尾灯のデザインはボルボ車に共通する特徴だ。

荷室側面のガラス窓を小さくしてスポーティ感を演出。荷室扉の上方まで長く伸びた尾灯のデザインはボルボ車に共通する特徴だ。

今回紹介するV60は、ボルボの中型ステーションワゴンの新型である。その特徴は何より、美しく均整のとれた車体造型にある。また、シンプルで上品なデザインと、実用性に優れた機能美を併せ持つ内装も秀逸だ。ボルボの故郷、スウェーデンをはじめとする北欧の地で培われた、スカンジナビアン・デザインがもたらす洗練された室内空間に心が躍る。

安全装備の充実ぶりも特筆すべき点である。先進安全・運転支援技術では、16種以上の機能をV60の全車種に標準装備。その中には、初めて実用化された装備もある。

対向車対応機能と名付けられたその装備は、自車の走行車線に進入してきた対向車の接近をレーダーとカメラが検知。衝突警告、前席シートベルトの巻き上げ、自動ブレーキが作動し、衝突事故を回避、または事故の被害を軽減する。

さらに、交差点の右折時、直進してきた対向車と衝突する可能性が高まると、自動ブレーキが作動し衝突回避を支援してくれる。

美しい車体デザインと使い勝手の良い洗練された室内、そして先進の安全性能──。V60はサライ世代にとって理想のファミリーカーといえる。

間仕切りのように床を立ち上げることができる荷室。荷物が転がるのを防ぐ。立ち上げた床面にはレジ袋などを掛けるフックを備える。

間仕切りのように床を立ち上げることができる荷室。荷物が転がるのを防ぐ。立ち上げた床面にはレジ袋などを掛けるフックを備える。

ボルボ車で最大排気量となる4気筒2Lエンジン。V60にはエンジンと電気モーターを併用するプラグインハイブリッド車もある。

ボルボ車で最大排気量となる4気筒2Lエンジン。V60にはエンジンと電気モーターを併用するプラグインハイブリッド車もある。

【ボルボ/V60 T5 インスクリプション】

全長× 全幅× 全高:4760×1850×1435mm
ホイールベース:2870mm
車両重量:1700kg
エンジン:直列4気筒DOHCターボ/1968cc
最高出力:254PS/5500rpm
最大トルク:35.7㎏-m/1500~4800rpm
駆動方式:前輪駆動
燃料消費率:12.9km/L(JC08 モード)
使用燃料/バッテリー:無鉛プレミアムガソリン55L
ミッション形式:8速自動変速機
サスペンション:前/ダブルウィッシュボーン 後/インテグラル
ブレーキ形式:前・後/ディスク
乗車定員:5名
車両価格:599万円(消費税込み)
問い合わせ:ボルボ・カスタマーセンター 電話:0120・922・662

文/石川真禧照(自動車生活探険家)
撮影/佐藤靖彦

※この記事は『サライ』本誌2019年5月号より転載しました。

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