年明け一番の行事として、初詣に出かける人も多いことでしょう。しかし、実は「神社へのお参りの正式な作法がよくわかっていない」、「周りの人にあわせてお参りしていた」という人も多いのでは?
今回は、これまで『サライ.jp』でお伝えしてきた、神社へ参拝する際に覚えておきたいマナーや正しい作法について、改めてご紹介します。これさえ押さえておけば、神様の前でも正々堂々とふるまえるはずです。
1:神社とお寺の参拝方法の違いを知っていますか?
2022年末のアンケートでは、2023年の初詣に「行く予定がある」と「まだ決めていないが行くと思う」人は約6割でした。新型コロナウイルスも第5類感染症に引き下がった今、2024年はもっと多くの人たちが初詣に行くことが予想されます。
また、アンケートの結果から、神社とお寺の参拝方法の違いに戸惑う様子がうかがえます。あなたは、神社やお寺の正しい参拝方法をご存じでしょうか。
初詣スポットとして不動の人気を誇るのは、伊勢神宮(三重県)や成田山新勝寺(千葉県)などの5社。一度は訪れてみたいところばかりなので、年末年始の旅行先としてチョイスするのもよいですね。
※神社・お寺の参拝方法を知っていますか?「初詣に人気のある神社・お寺」BEST5
2:喪中でも初詣に参拝してOK!
喪中は初詣を控えるのが一般的だと思っていましたが、決して絶対ではないようです。
その理由を知れば、納得すること請け合い。
自身が参拝したいかどうか、その気持ちを優先して行動しましょう。
※喪中のときは初詣を控えるべきか? 知っておきたい「初詣」の作法
3:おみくじとは「神様からのメッセージ」をいただくということを忘れずに
年始めの運試しとして、おみくじを引く人も多いでしょう。おみくじは「神様からのメッセージ」を受け取ることなので、引き方にもマナーがあるとのこと。神社検定1級のMARIKOさんが、おみくじの由来や引き方の作法などを教えてくれました。
どんな結果にも意味があるので、一喜一憂しながら一年の歩み方を決めるのもよいと思います。引いたおみくじを枝などに結ぶことは、「願いを結ぶ」と言われているそうですよ。
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あなたの参拝の知識は正しかったでしょうか。神仏を思う気持ちが重要で、ルールやマナーにとらわれすぎる必要はないですが、やはり大人として知っておきたい知識のひとつです。
文/佐々木美穂