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スマホの利用で多いのが、カメラアプリで写真を撮ることだ。SNSで家族や知人に送るなど、写真を共有する楽しみが増えた。

そろそろ携帯電話をスマートフォン(以下、スマホ)に切り替えたいと思っているが、使いこなせるか不安を持つサライ世代は多い。あるいは、スマホは持っているが、電話とメールしか使っていないという人もいるかもしれない。

そもそもスマホとは何か。インターネットやスマホの情報に詳しいITジャーナリストの高橋暁子さんに聞いた。

「スマホとは“電話機能を持つ、持ち運びができる小さなコンピュータ”です。電話やメールはもちろん、音楽を聴いたり、本を読んだり、写真やビデオを撮ったりと多彩な機能を持ちます。最新のニュースも届きます。外出時にガイドブックやカメラを持たなくても、スマホが一台あれば済むので荷物を少なくすることができます」

反面、多機能ゆえに操作が難しい印象を与える。高橋さんはこう続ける。

「たいへん賢い携帯電話といえますが、スマホはすべてアプリ(アプリケーションの略。スマホで動作するソフトウェアを指す)によってさまざまな機能を果たします。ですから、スマホを使うということはアプリを使うことと同じ。つまり、スマホで何をしたいかは、どのアプリを選ぶかということになります」

分からないことは家族に聞く

アプリにより、その機能をいくらでも変えるのがスマホといえる。例えば、電話にしか使わないのであれば、スマホは電話機でしかない。しかし、カメラアプリを使えば写真機になり、料理のアプリを開けばレシピ本になる。スマホはアプリにより顔を変える。高橋さんにアプリ選びのコツを聞いた。

「これがしたいからこのアプリを使おう──という具体的な目的を持っておくとよいでしょう。孫や友人たちとやりとりをしたいので『LINE(ライン)』を使いたいとか、健康維持のために歩数計を使いたいなど、それぞれの目的に合わせたアプリを選んでいく。なにより、スマホで楽しいことをやろう! と思うことが大切です」

それでも大問題になるのが「どう使うのか」である。使い方が分からなければ、どんなに優れたアプリでも宝の持ち腐れだ。

「LINEの設定や使い方などは、家族や友人に聞くなど、人を頼りにするのがいちばん習得が早いですね。それだけで交流になりますし。携帯電話会社でも使い方を教える教室を開催しているので、加入している携帯の販売店を訪ねてみるのもいいでしょう」(高橋さん)

LINE、フェイスブック、ツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)によって、人間関係が広がるのもスマホの魅力だ。サライ世代にこそSNSで交流を広げてもらいたいと高橋さんは言う。

「電話やメールは一対一でのやりとりですが、SNSは複数の人たちと同時に交流できるのが魅力です。卒業してから何十年にもなるのに、フェイスブックで同窓生同士がつながったり、趣味の仲間で情報を交換したりと、スマホには楽しみが詰まっています」


入れておきたい無料アプリ4選

LINE(ライン)

特定の個人や複数の相手と無料でメッセージや音声通話、テレビ通話、写真、ビデオなどのやりとりができる。文字の代わりにスタンプというイラストを使うこともできる。

毎日歩こう歩数計Maipo(マイポ)

日々の歩数に加え、距離、時間、消費カロリーを自動的に計算し、記録してくれる。目標の達成度も一目で分かり、カレンダー形式で一覧できる。

家族アルバム みてね

スマホで撮った孫などの写真や動画を家族で簡単に共有。コメントをつけたり、感想を書き込んだりすることでコミュニケーションが深まる。容量無制限で写真は自動的に整理される。

radiko(ラジコ)

民放ラジオとNHK第一、NHK︲FM、放送大学が聴ける。過去1週間分の「タイムフリー」(聴き逃し聴取)に対応。有料プランだと全国のラジオ局の番組を聴くことができる。

新しい世界を開くツール

スマホは人間関係を結ぶツール(機器)であり、特に家族をつなぐツールであると高橋さんは言う。

「災害時には、家族がSNSでつながっていると安心です。電話が通じなくても連絡が取れますし、LINEのように、メッセージを読んだことが分かる『既読』表示になればそれだけで安否が分かります。じつはLINEの『既読』は、東日本大震災の教訓を活かして付けられた機能なんです。自然災害が多い日本でこそ、SNSで、家族や知人の連絡手段を確保しておくことをお勧めします。またツイッターは非常時の情報収集に非常に役立ちます」

スマホを持つだけで、すぐに新しい世界が開けるわけではない。趣味や興味のあることをアプリが手助けしてくれるSNSは、安全や安心にも寄与する。使いこなせばスマホは日々の暮らしになくてはならないものになる。

「興味のあるアプリを入れ、指先で“トン”とタップ(画面上のアイコン(マーク)の上を指で軽くたたく動作で「押す」「タッチ」と同義語)すると、そこから新しい世界が開けてくることでしょう」(高橋さん)


スマホを使いこなすための4か条

一、どこにいても新しい情報が入手できる
外出先でもインターネットに接続できるので、ニュースサイトやSNSなどから、災害や列車の遅延など最新の情報を知ることができる。
二、1台のスマホはパソコンと同じ機能がある
スマホは手のひらサイズのコンピュータ。最新の機種は、高速の処理速度を備え、美しい画面で写真や動画を楽しむことができる。
三、スマホの機能は「アプリ」次第
スマホの機能はアプリの数だけ拡張するが、よく使うアプリは限られてくる。必要以上の数のアプリを入れる必要はない。
四、機種は家族と同じものにする
使い方を家族から教えてもらうことも多くなるので、iPhone(アイフォーン)かAndroid(アンドロイド)か迷ったら同じ機種を買うのがお勧め。


解説:高橋暁子さん(ITジャーナリスト)
SNSの黎明期からインターネット関連の情報を発信。講演、セミナーなどでスマホやSNSの安全・安心利用について語る。著書に『ゼロからはじめるLINE超入門』など。

サライ1月号の特別企画は『スマホで人生を広げよう』。普段の暮らしがより豊かになる使い方を紹介します。

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※この記事は『サライ』本誌2021年1月号より転載しました。(構成・文/宇野正樹)

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