疲れやすくやる気が出ない時の養生法【漢方で始める「大人の養生法」】
やはり生活習慣の改善が重要なのですね。
その他には、このタイプの人におすすめのツボはあるのでしょうか？ 宗形先生に聞いてみました。
「水毒証では、豊隆(ほうりゅう)というツボが有効です。場所は、足のスネの中央の高さにあり、骨から指２本分外側のところにあります。ちょうど以下のイラストの位置にあります。
どのようにツボを押せばよいのでしょうか？
「水毒証ではこのツボに対して、瀉法（しゃほう）と呼ばれるやり方を実践してください。道具を使わない簡便なやり方としては、このツボを素早く強めに揉む、もしくは息を吸う時に押し、吐く時に戻すというやり方がありましたね。
疲れやすいと思ったら漢方薬という選択肢もありますが、まずは普段の生活を見直すことだけでも自覚症状の改善につながる可能性が高いです。
気になったらできるところから始めてみましょう。
文／葉山茂一（はやま・しげかず）
漢方デスク株式会社代表取締役。漢方・薬膳の総合ポータルサイト「漢方デスク（http://www.kampodesk.com）」を企画・運営。
取材協力／渡辺賢治（わたなべ・けんじ）
慶應義塾大学環境情報学部教授医学部兼担教授。漢方デスクの漢方医学監修を務める。
取材協力／宗形佳織（むなかた・かおり）
医学博士・薬剤師（漢方薬・生薬認定薬剤師）・鍼きゅう師。漢方デスクの薬膳アドバイザーを務める。
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