【私のお気に入り~第89回】
富山『ふじ居』の鮎めし

ふじ居2

『8人でいただいたのですが、鮎がいったい何尾炊き込まれているのでしょうか?

子持ちの鮎が所狭しと並べられて炊きあげられ、炊きあがったら鮎がほぐされて掻き混ぜられます。御茶碗によそわれると、溢れんばかりの鮎が目を楽しませてくれます。この秋のこの時季にしか味わえない炊き込みご飯といってよいでしょう。

江戸時代、ご飯は朝一度しか炊きませんでした。薪がもったいないというエコロジーと夜は火事を用心して火を使わなかったためです。

その炊き立ての熱々の白い飯に限り、尊称を込めて「御飯」と呼びました。冷めたご飯は「めし」なんですね。また、炊き込みも「めし」。ですから、熱々であっても炊き込みご飯は「筍めし」「鯛めし」「鮎めし」となるのです。

 

■御料理 ふじ居
URL:http://www.oryouri-fujii.jp/

 

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