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チキンライスの上に花が咲く!根津『タケル』のオムライス 【新ひと皿の歳時記20】

取材・文/山本益博

根津にある『タケル』は、うどんの名店『釜竹』が経営する、オムライスが売り物の洋食屋。こちらのオムライスは、スタンダード版とスペシャル版の2種類がある。

スタンダードは、いわゆるケチャップで炒めたチキンライスをたまごで包んだもの。ケチャップがたっぷりとかけられた定番である。

そしてスペシャル版は別名「花咲き」オムライスと呼ばれる。これにはデミグラソースが添えられている。チキンライスの上に載せられたオムレツに、横にナイフを入れると……

……とろとろの中身がはらりと現れて、花が咲いたようになる。ここから「花咲き」と名付けられた。

この「花咲き」オムライスは、かつて伊丹十三監督の映画『たんぽぽ』のなかで登場し、「たんぽぽ」オムライスとしても有名になった一品である。焦げ目のないオムレツはたまごの香りが豊かで、とても美味しい。

オムライスだけでなく、ドミグラスソースを使ったハンバーグもお薦め。ジューシーな牛豚合い挽きのハンバーグが楽しめる。

【今日のお店】
『洋食タケル』
住所:東京都文京区根津2-10-1 1F
電話:03-3828-0888
営業時間:〔火~土〕11:30~14:00、17:30~24:00〔日〕11:30~15:00(日曜のディナーはお休み)
定休日:月曜

文/山本益博
料理評論家・落語評論家。1948年、東京生まれ。大学の卒論「桂文楽の世界」がそのまま出版され、評論家としての仕事をスタート。TV「花王名人劇場」(関西テレビ系列)のプロデューサーを務めた後、料理中心の評論活動に入る。

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