【私のお気に入り~第83回】
中国・上海『鼎泰豊』の「小籠包」
日本でも知られる上海名物と言えば「上海蟹」と「小籠包」ですね。
「上海蟹」は10月からが季節ですが「小籠包」は一年中いただけます。熱々の小籠包をスプーンに載せ、皮を破ると美味しい汁が流れ出し、そのスープと一緒に一口でいただきます。
日本では、酢と醤油の両方を添える人が多いですが、上海では繊切りのショウガをわずかにのせるだけで、何もつけません。スープと中身にしっかりと味がついているからです。
『鼎泰豊(ディン・タイ・フォン)』は台湾の台北に本店がありますが、上海にも進出していて、質の高い「小籠包」を食べさせてくれます。
具の中身が豚肉のほか、蟹みそ、海老、それに野菜も茸もあり、黒トリュフ入りの「小籠包」までメニューに並んでいます。
今回、上海では何軒もの「小籠包」を食べ歩きしましたが、『鼎泰豊』がいちばん皮が薄く、味わいは豊かで、しかもどれも熱々の状態で運ばれてきました。
台北、上海まで出かけなくとも、東京にも支店がありますから、機会を見つけてぜひとも足を運んでみてください。
■鼎泰豊
URL:http://d.rt-c.co.jp/