【ひと皿の歳時記~第91回】
浅草「駒形どぜう」の「まるなべ」
鍋物は冬ならではの料理と思われがちですが、「どじょう鍋」は夏が本番の鍋料理です。
私がよく出かけるのは浅草「駒形どぜう」、一階の籐敷の大広間にどっかとすわり、汗をかきながら、酒を片手に「まるなべ」をつつくわけです。
「まるなべ」とはどじょうを丸ごと煮たもののことで、骨抜きのどじょうは「ぬき」と呼ばれます。味わいは断然「まる」で、柔らかく仕上げられたどじょうはわずかの苦みを含んでいて、葱やごぼうにピタリと合います。
見た目が少々グロテスクなものですから、食べず嫌いで敬遠する人がいますが、薦められるままに箸をつけると、誰しもが「美味しい」と言います。江戸時代、夏バテには「どじょう鍋」が一番効いたそうです。
店舗情報
| 店名 | 駒形どぜう 浅草本店 | 
|---|---|
| 住所 | 東京都台東区駒形1-7-12 | 
| TEL | 03-3842-4001 | 
| 営業時間 | 11:00~21:00(L.O.) | 
| 定休日 | 年中無休(大晦日と元日は休業) | 
| URL | http://www.dozeu.com | 
 
          
        






 
                               
                               
                               
                               
                               
                               
                                     
                                     
                                     
                                     
                                     
             
                       
                       
                       
                       
                      
 
         
                   
                   
                   
                   
                  









