新着記事

LGBTQ支援はロンドン、リオ大会のレガシー。東京2020はどうなりますか?【世界が変わる異文化理解レッスン 基礎編14】

LGBTQ支援はロンドン、リオ大会のレガシー。東京2020はどうなりますか?【世界が変わる異文化理解レッスン 基礎編14】

コスタクルーズ提供

費用が高い?日数がかかる?憧れる?「クルーズ旅行」の本当のところ

【ビジネスの極意】やりたい仕事とはどのような仕事ですか?|「やりたい仕事」を追い求めて消耗する人たち

【ビジネスの極意】やりたい仕事とはどのような仕事ですか?|「やりたい仕事」を追い求めて消耗する人たち

蒸れを防ぐ秘密機構で夏場も快適な撥水帽子

『あなたへ』

降旗康男監督と高倉健が組んだロードムービー『あなたへ』【面白すぎる日本映画 第31回】

夏の登山・ハイキング人気スポットランキング!

登山・ハイキング人気スポットランキング|「世界自然遺産」から「日本百名山」まで夏に行きたい景勝地10選

高血圧

「高血圧治療ガイドライン」改定であなたも高血圧!?|40代からは塩分量に注意が必要!

畳の香りにつつまれて極上の昼寝ができる快眠寝具セット

スタンダードの「供給源」|ブロードウェイ・ミュージカルとグレイト・アメリカン・ソングブック【ジャズを聴く技術 〜ジャズ「プロ・リスナー」への道11】

ブロードウェイ・ミュージカルの名曲をジャズマンが演奏する理由【ジャズを聴く技術 〜ジャズ「プロ・リスナー」への道11】

食の安全。自分の身を自分で守るためには|『OK食品 NG食品 どちらを食べますか?』

危険な食品添加物から自分の身を守る|『OK食品 NG食品 どちらを食べますか?』

LINE公式アカウントでも記事を配信中

友だち追加

お気軽に友達追加してください

サライ本誌最新号

サライ7月号付録「筋トレチューブ」トレーニング動画公開中!

通販別冊『大人の逸品』最新号はこちら

ピックアップ記事

  1. ファストバックはリアのデザインが特徴的。セダンは伸びやかなデザインでありながら「塊感」があり、走る姿も美しいと想像させるものに仕上がっている。
  2. オリックス・リビング社長、森川悦明氏。「グッドタイム リビング センター南」にて撮影。

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

催し物

かな文字がつくり出す美の世界【企画展 日本の書―和歌と詩のかたち】

取材・文/池田充枝

日本の詩を代表する和歌は、平安貴族の繊細な美意識により完成された「かな」によって、他に類をみない造形美を生みました。

流麗な線、きわどい字形、緩急自在な字流れとその自在な配置、さらには装飾された料紙(用紙)が響きあって、三十一文字の限られた世界を変化に富むものへと昇華させています。

松花堂昭乗筆《三十六歌仙書画帖》江戸・元和2年(1616) 泉屋博古館蔵

松花堂昭乗筆《三十六歌仙書画帖》江戸・元和2年(1616) 泉屋博古館蔵

平安から鎌倉時代に書き継がれた和歌の造形美を広く紹介する展覧会が開かれています。(6月30日まで)

企画展 日本の書―和歌と詩のかたち      (会場:泉屋博古館)

本展は、数多くの日本書跡のコレクションを誇る泉屋博古館の住友コレクションから、かな古筆の白眉とされる《寸松庵色紙》はじめ、料紙装飾も美しい歌切、歌会の和歌懐紙、画賛などの優品を紹介します。

伝紀貫之筆《寸松庵色紙》平安時代 11世紀 泉屋博古館蔵

伝紀貫之筆《寸松庵色紙》平安時代 11世紀 泉屋博古館蔵

本展の見どころを泉屋博古館の学芸課長、実方葉子さんにうかがいました。

「やはりおすすめは平安、鎌倉の古筆歌切。それらはもと冊子や巻物で、多くが当代の書の名手による流麗なかな書、料紙も豪華な貴族のための鑑賞用和歌集でした。

とりわけ《寸松庵色紙》は、かなが洗練を極めた11世紀後半の作で、「継色紙」「升色紙」とともに”三色紙”と称されます。ここでは、月夜の嵯峨野で小倉山の鹿の声に感じられる秋の気配を詠んだ紀貫之の歌がしたためられます。ゆったりと連綿する筆運びや作為のない散らしで三十一文字が表現され、掌サイズの紙面に優れた造形感覚が凝縮されているようです。

重要美術品 藤原定信筆《石山切 (貫之集巻下断簡)》平安時代 12世紀 泉屋博古館蔵

重要美術品 藤原定信筆《石山切 (貫之集巻下断簡)》平安時代 12世紀 泉屋博古館蔵

そしてもうひとつ、注目したいのは《石山切》(貫之集下)です。これは能書の寄合書による豪奢な冊子本「本願寺本三十六人家集」の断簡で、白河上皇六十賀の献上品と推定されています。筆者の藤原定信は12世紀前半を代表する書の名手で、素早く流れるような運筆で、紀貫之の恋歌四首が表されます。

染紙、破り継ぎ、金銀泥による飛鳥文様などの豪華な料紙装飾はともすれば書家泣かせですが、定信はデザインを活かして、機知に富む散らし書きを軽々とやってのけました。文字と文様の鳥が戯れるかのようで、宮廷歌人の切なく狂おしい恋歌の世界が艶やかに立ちのぼります。

《古筆手鑑》平安~江戸時代 泉屋博古館蔵

《古筆手鑑》平安~江戸時代 泉屋博古館蔵

これら歌切は年月をへて掛軸に改装されることとなりました。近世初期の古筆ブームのなか茶人たちがはじめたもので、時の所有者により、思い思いに表装裂が取り合わされた姿もまた見どころのひとつです。」

たおやかでゆかしい日本の書の世界!! 会場でじっくりご堪能ください。

藤原定家筆《熊野懐紙》鎌倉・建仁元年(1201)泉屋博古館蔵

藤原定家筆《熊野懐紙》鎌倉・建仁元年(1201)泉屋博古館蔵

【開催要項】
2019年5月25日(土)~6月30日(日)
企画展 日本の書―和歌と詩のかたち
会場:泉屋博古館
住所:京都市左京区鹿ケ谷下宮ノ前町24
電話番号:075・771・6411
開館時間:10時から17時まで(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日
https://www.sen-oku.or.jp/kyoto

取材・文/池田充枝

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 源氏物語朝顔図(部分) 土佐光起筆 1幅 日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵 知っておくと便利! 日本美術の定番の画題を、作品を見ながら学ぶ。…
  2. 本来の屏風は和室で座って眺めるもの。あえて低い位置に展示されているので、お座敷にいる気分で作品の鑑賞ができます。 80代になっても進化し続けた「若冲の美」|商人時代に描いた絵から…
  3. 《白紅梅織地朝顔麻葉模様浴衣》昭和時代 20世紀前半 東京都江戸東京博物館蔵 前期展示 ゆかた今昔物語【特別展 ゆかた 浴衣 YUKATA すずしさのデ…
  4. 重文「無学祖元坐像」鎌倉時代 円覚寺 師の息遣いをも伝える、頂相(ちんそう)彫刻に注目! 【円覚寺の至…
  5. 死絵展・八代目市川団十郎安政元年(1854)頃① 有名人の訃報を知らせる錦絵|もっとも多く死絵の題材となったのは八…
PAGE TOP