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「江戸」から「東京へ」…150年の変遷を辿る企画展

取材・文/池田充枝

「新宿駅から見た東口方面の様子」(三越・伊勢丹)1945年(昭和20)ジェターノ・フェーレス撮影/PPS通信社 東京都江戸東京博物館蔵

東京が誕生してから今日に至るまでの変遷を辿る展覧会が開かれています。

1868年(慶応4)7月17日、江戸を東京と改める詔書が発せられ、東京府が設置されました。このとき誕生した「東京」は、今年で150年の節目をむかえます。

維新の混乱のなかからスタートした東京の街は、首都としてのふさわしい姿と機能を求め、実施に至らなかった案も含めて幾度も都市計画が立案され、街造りが進められました。

150年の間に東京は、震災や戦災などによって幾度となく傷つきながらも、そこに暮らす多くの人々の尽力によって復興を遂げ、首都として発展をとげました。

「銀座中央新聞社号外張出」徳大寺公弘撮影 1894年(明治27)頃 東京都江戸東京博物館蔵

本展では、東京という都市がどのような姿で始まり、150年の間にどのように変化していったのかを、「明治の東京と市区改正」「関東大震災と帝都復興計画」「戦災復興と東京オリンピック」「副都心と現代の東京」の4つの章に分けて、写真や映像、地図などから展観します。

「空撮写真(渋谷駅)」佐藤翠陽撮影 1954年(昭和29)11月29日 東京都江戸東京博物館蔵

本展の見どころを、東京都江戸東京博物館の担当学芸員、沓沢博行さんにうかがいました。

「東京が誕生した150年前は、街はまだ「江戸」そのままの姿で、明治維新の混乱も未だ残るような状況でした。しかしそこから急速に近代化が進み、明治時代の後半には、西欧風の街並みを電車が走る光景が見られるようになります。

こうした街の変化は、どのようにして進んだのか。東京の変貌を、景観や都市計画といった側面からご紹介するのが、本展の趣旨となります。変化を示すそれぞれの時代の地図や都市計画図なども展示いたします。

「修正市区改正及品海築港略図」1885年(昭和18)東京都江戸東京博物館蔵

また、明治の街並みは大正の関東大震災で焼け、その後の復興された「帝都」も戦災で大きな被害を受けます。大きな災害、困難から幾度も甦って、その度に姿を変えてきたのも東京の特徴といえるでしょう。災害と復興という部分についても、近代ならではのメディアである写真や映像などを多数展観し、振り返っていきます。

「関東大震災の被害 京橋より銀座方面」1923年(大正12)東京都江戸東京博物館蔵

東京のなりたちと歴史を知ることで、いつもの街並みが少し違って見えるかもしれません。ぜひ会場に足をお運びください」

2年後の東京オリンピック・パラリンピックで世界中から注目される街、TOKYO!! その前に東京の歴史を学びませんか。

【開催要項】
企画展 東京150年
会期:2018年8月7日(火)~10月8日(月・祝)
会場:東京都江戸東京博物館 常設展示室内 5F企画展示室
住所:東京都墨田区横網1-4-1
電話番号:03・3626・9974
https://edo-tokyo-museum.or.jp
開館時間:9時30分から17時30分まで、8月10日・17日・24日・31日の金曜日は21時まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:8月20日(月)・27日(月)、9月3日(月)・25日(火)

取材・文/池田充枝

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