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アラブの栄華を物語る文化財が集結!《アラビアの道ーサウジアラビア王国の至宝》展|

アラビア半島は古代より交易で栄え、エジプトやギリシア、ローマなどの諸文明が交差する要所でもあった。

そんなアラビア半島の歴史を伝える400件以上の文化財が一堂に会する展覧会《アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝》が、2018年1月23日(火)から東京国立博物館で開催される(会期は~3月18日まで)。

その見どころを3人の専門家に案内いただいた。

■見どころ1:礫器や石製容器など優れた石文化の美しさ

東京国立博物館・考古室長の白井克也さんは、アジア最古級とされる石器の美しさに着目する。

「アフリカで誕生した人類が最初に進出した場所とされるアラビア半島では、100万年以上前の礫器と呼ばれるアジア最古級の石器が発見されています。日本で出土する石器の多くは黒曜石で真っ黒ですが、サウジアラビア出土の礫器は石英岩や安山岩を加工したもので、やや赤みがかったものなど、色合いが多彩でじつに美しい。

人形石柱(紀元前3500~紀元前2500年頃)紀元前4000年以降、乾燥化したアラビア半島で遊牧生活を営んだ人々は多くの石柱を残した。人形石柱は祭祀に関連するものと思われる。砂岩、像高92cm。

 

また、日本にあまり例がない石製容器にも注目です。様々な形や文様があって、その多様性に驚かされます。礫器や石製容器など古代アラビア半島で開花した石文化を通して、当時の人々の美意識の高さを実感できると思います」

石製容器(紀元前2500~紀元前2000年頃)中をくりぬいた石の表面に蛇が絡まる文様が施されている。宮殿などで使われた高級品。石製容器は主に現在のイランで作られ、各地に輸出された。緑泥岩、高さ19.5cm。

■見どころ2:様々な文明の影響を色濃く残す、浮き彫りや神像などの出土遺物

本展では石材に施された浮き彫りの図柄などにも注目したい。東京国立博物館の東洋室研究員、小野塚拓造さんは、こう話す。

「アラビア半島は乳香や没薬の産地であり、こうした貴重な香料は半島内の隊商ルートを通って西アジアや地中海などへ運ばれました。活発な香料交易を背景にエジプトやメソポタミア、ギリシア・ローマなどの文化も流入し、それらに影響を受けた独自の芸術作品も作られました。その一例が、見事な浮き彫りが施された柱の台座や古代神を表現した青銅の小像です。

柱の台座または祭壇(紀元前5~紀元前4世紀)有翼円盤とその右上に星が彫られている。これらはメソポタミアに見られる図像。牛の図像は古代エジプトの聖牛アピスに似ている。砂岩、縦41×横38×奥行き39cm。

台座の浮き彫りには、メソポタミアの宗教的シンボルや、エジプトの聖牛アピスに似た図像が描かれています。こうした出土遺物は、アラビア半島が様々な文化の融合する国際色豊かな地であったことを物語っています」

■見どころ3:聖典や碑文などアラビア半島の豊かな文字文化

アラブ・イスラーム文化に詳しい金沢大学客員准教授の徳永里砂さんは、アラビアの多様な文字文化を見どころに挙げる。

「本展では、幾何学的で整った古代南アラビア文字、ダーダーン文字、アラム文字などの様々な古代文字、美しいアラビア文字の碑文が数多く展示されており、アラビア半島の豊かな文字文化に触れることができます。

アルアッバースの息子 ムハンマドの墓碑(9世紀後半~10世紀前半)クーファ書体で刻まれたアラビア語の墓石。右上の枠外に「イブラーヒーム書」と刻者の名前が装飾のように刻まれている。玄武岩、縦68×横29×奥行き24cm。

現在のアラビア文字の原型が登場したのは4~5世紀頃。イスラーム教成立後に公用文字とされ、聖典クルアーン(コーラン)もアラビア文字で書かれるため、瞬く間に美しく洗練された書体に発達しました。中でも装飾的要素を帯びたクーファ書体は9世紀末~10世紀初頭に美しさの頂点に達し、墓碑などにも用いられました」

【展覧会情報】
《アラビアの道─サウジアラビア王国の至宝》
●会期/2018年1月23日(火)~3月18日(日)
●休館日/毎週月曜(ただし、2月12日(月)(休)は開館、2月13日(火)は休館)
●会場/東京国立博物館 表慶館(東京・上野公園)
●アクセス/JR上野駅・鶯谷駅から徒歩約10分。東京メトロ上野駅、京成上野駅から徒歩約15分。

●開館時間/9時30分~17時(金曜・土曜は~21時まで、入館は閉館の30分前まで)
●問い合わせ先/電話:03・5777・8600(ハローダイヤル)
●ウェブサイト/http://www.tnm.jp/

【観覧券を10組20名様にプレゼント!】
本展《アラビアの道─サウジアラビア王国の至宝》の無料観覧券を、抽選で10組20枚プレゼントいたします。郵便はがきの裏に、郵便番号・住所・氏名・年齢・職業(働いている方)・電話番号を明記のうえ、次の宛先にお送りください。

【宛先】〒101-8001(専用郵便番号につき住所不要)小学館「サライ」編集部「アラビアの道無料観覧券」係
【締め切り】2018年1月24日(水)(当日消印有効)

なお発表は無料観覧券の発送をもってかえさせていただきます(無料観覧券の発送は1月末頃になります)

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