【ひと皿の歳時記~第110回】
東京・根津「釜竹」の釜揚げうどん
いまから20年ほど前、大阪の羽曳野市にある「釜竹」(かまちく)でうどんを食べ、その美味しさに仰天しました。細ざるの冷たいうどんは艶やかで、食べると小麦の味がしたのです。また、「麺前」(うどんの前にいただくおつまみ)で、うるめ鰯と山形の銘酒『十四代』を合わせると、見事な相性を見せ、つまみと清酒のマリアージュを初めて経験したのでした。
その「釜竹」が東京・根津に進出したのが10年ほど前、息子さんがひとりでうどんを打つ店を出しました。そして、わざわざ羽曳野まで出かけなくともよくなりました。
寒い季節には釜揚げうどんが欠かせません。冷たい細ざるをいただいた後、熱々のうどんを食べるとお腹がいっぱいになりますが、何とも幸せな気分になります。もちろん「麺前」もいただきますよ。
つまみも酒も勢揃いしていますから。この日は、「王禄」ではじめ、「磯自慢」を飲み「十四代」で締めました。
店舗情報
店名 | 根津釜竹 |
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住所 | 東京都文京区根津2-14-18 |
TEL | 03-5815-4675 |
営業時間 | 【火〜土】11時半〜14時半(ラストオーダー14時)/17時半〜21時(ラストオーダー20時半【日】11時半〜14時半(ラストオーダー14時) ★夜は休み 【祝】(日・月の場合には、各曜日の営業内容となります)11時半〜14時半(ラストオーダー14時)/17時半〜ラストオーダー20時 (ただし、うどんが無くなり次第閉店) |
定休日 | 日曜日の夜、月曜日定休 |
URL | http://kamachiku.com/ |