自作の釜で焼き、たっぷり溢れる蜜ととろとろの食感を実現

「超蜜やきいも」は3サイズあり、小サイズは500円。キレのよい甘さだ。持ち帰りも可。

15年ほど前、東京・品川区にある自宅のガレージを店舗代わりに焼き芋を売り始めた須藤武士さん(42歳)が、練馬区に出した新店が『超蜜やきいもpukupuku』。味わえるのは、「超蜜やきいも」と商標登録もされた焼き芋だ。

名前の通り驚くほどたっぷりの密に富み、ねっとりを超え、とろとろの食感が特徴的。冷やすと、その過程で蜜が一層溢れ、イモ全体が浸ってしまうほどだ。

社長の須藤さんは工業高校出身。設計から行なった自作の釜で焼く。令和6年5月に下赤塚店を開業。

「初めのうちは甘さを、やがて蜜を追求し、10年ほど試行錯誤を重ねました」と須藤さんは振り返る。つぼ焼きやドラム缶、金盥(かなだらい)など様々な道具を試して焼き、辿り着いたのは自作の釜。品種は蜜の出やすいねっとり系のべにはるか一本に絞った。「アルミホイルで包み、蒸し焼きにすることで蜜が出やすくなりました」と須藤さん。
 
サツマイモの下処理にも独自の工夫がある。口当たりよく仕上がるよう、表面の傷やヒゲ根を包丁で丁寧に取り除く。その証が黄色い水玉模様となって表れている。
 
ここ練馬区の下赤塚店は「芋川焼き」などのサツマイモのスイーツも充実。和やかな雰囲気で、近所の常連客にも愛されている。

シルクスイートのペーストをもっちりとした生地に詰めた「芋川焼き」1個280円。
冷やした「超蜜やきいも」は蜜が溢れ、冬場も人気の逸品。奥は「さつまいも茶」300円。店内で味わえる。

超蜜やきいもpukupuku 下赤塚店

東京都練馬区北町8-27-7
電話:03・4400・9244
営業時間:10時〜19時(最終注文)
定休日:月曜、火曜、(不定休あり)、年末年始
交通:東武東上線下赤塚駅、東京メトロ・副都心線地下鉄赤塚駅より徒歩約8分

※この記事は『サライ』本誌2025年1月号より転載しました。

 

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