朝食で食パンというと、トーストしてバターやジャムというのが定番です。でも、それだけでは栄養も偏るし、味も代わり映えしないので、たまには違うアレンジも楽しみたいですよね。
そこで今回は『サライ.jp』に掲載された、美味しい食パンの食べ方を紹介した記事をまとめてみました。老舗の喫茶店やホテルの名物から、管理栄養士監修のヘルシーなトーストまで、いつもの食パンがご馳走になる食べ方を教えてくれます。
お店の営業時間や価格などのデータは変更になっている場合がありますので、お出かけの際はご確認ください。
■専門店が作る、冷めても美味しいヒレかつサンド
昭和40年創業の「まい泉」は、レストランだけでなく、デパ地下やエキナカ、空港などでも販売店を見かける、トンカツの名店。柔らかで歯切れが良く、冷めても旨い、まい泉流のヒレかつサンドはお弁当としても人気です。
カツサンドに使う豚肉は筋切りをし、めん棒などで薄く叩きのばしたあと、パンのサイズに合わせて7cm角に整えています。揚げる際は165度の油にそっと投入し、キツネ色に揚がったカツにたっぷりとソースをかけるのがポイントです。
『まい泉』パン粉付けマイスターが教える、冷めても旨い「ヒレかつサンド」の作り方
■昭和32年に生まれた、元祖! ピザトースト
ピザトースト発祥と言われる老舗喫茶店「café 紅鹿舎/珈琲館 紅鹿舎」。昭和39年当時、イタリアンレストランで出されていたピザを「手軽に食べられるように」と、食パンを使って試行錯誤して生みだしたメニューです。
山型の食パンにバターを塗り、自家製ピザソース、スライスした玉ねぎとピーマン、マッシュルーム、サラミをのせ、シュレッドチーズはたっぷりとかけて、オーブントースターで焼くだけ。パンの厚さは3センチがおすすめです。
【名店に学ぶ 至福の食パン調理法】café 紅鹿舎/珈琲館 紅鹿舎のピザトースト
■老舗ホテルに受け継がれる! フレンチトースト
ホテルオークラ東京のフレンチトーストは、開業当時、昭和40年頃から受け継がれている人気の朝食です。専用に焼かれた食パンを数日落ち着かせ、卵や牛乳を混ぜたつけ込み液に一昼夜浸してから焼いています。
家庭で作る際も、4枚切りの食パンを使用して、片面を12時間ずつしっかりつけ込み液に浸し、焼く際はあまり動かさないで弱火でじっくり焼くのが美味しくできるポイント。焦がさないよう、4面に均等に火を入れましょう。
【名店に学ぶ 至福の食パン調理法】オークラ東京のフレンチトースト
■タンパク質をプラスした、アレンジトースト
管理栄養士やフードスペシャリストの資格を持つ矢崎海里さんによると、朝食には体を目覚めさせる、体温を上げる、栄養を補うなどの役割があります。朝食を抜いてしまうと欠食時間が長くなり、昼食の食べ過ぎや代謝がされにくく太りやすい体になるなどデメリットが! 1日の良いスタートを切るためにも、朝食からしっかりと栄養を摂ることが大切です。
おすすめはツナの水煮缶を使ったピザトーストや、海苔の佃煮に釜揚げシラスをのせたトースト。脂質を抑えてたんぱく質を補うことができます。
■旬のとうもろこしが主役の、ホットサンド
これから美味しくなる旬のとうもろこしはホットサンドにしても美味しくいただけます。旬のとうもろこしは甘みも食感も格段に違います。レンジを使って蒸すと減塩にもなりますよ。
ホットサンドにする際は、韓国のりとチーズを加えてみてください。塩味と甘みの絶妙なバランスを楽しむことができます。
【管理栄養士が教える減塩レシピ】旬の甘み!とうもろこしの簡単調理法
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文/編集部