日本文化の源流が宿るとされる縄文時代。この時代に作られた10体の貴重な土偶を配置した。「原始の美」をお楽しみください。

国宝に指定された5種すべてと、重要文化財5種の土偶を配している。A5サイズの書類が入る。二つ折りにしたパンフレットなどを入れるのにちょうどよい。縦22×横16cmで、小さな外出用バッグにも入れやすい大きさ。
2枚の仕切りが入る3ポケットのクリアホルダー。表裏とも赤色と黄色の仕切りの間は外から見えない。処方箋などを入れたい。
上のポケットに書類などを入れると背景の赤色が消え、いっそう土偶が浮かび上がる。中に何が入っているのかわかるので、すぐに取り出したいチケット類や、出かけた時に投函しようとしている葉書などを入れておくと便利だ。
裏面には10種の土偶の背面が不規則にちりばめられている。独特の造形の魅力にあふれた、デザイン。裏面も土偶が印刷されている地は透明なので、黄色の仕切りとの間に入れた書類などは外部から見える。

今から約1万6500年前に始まり、1万年以上の長きにわたって続いた縄文時代。食生活や住居の建築、宗教観、自然観など、日本文化の源流は縄文時代に発するともいわれる。

縄文時代の象徴的な存在である土偶。各地で多種多様で個性的な土偶が作られた。その中から国宝5種と重要文化財を選りぬいて配し、クリアホルダーとして仕上げたのが今号の付録である。

仕切りを2枚備えた3ポケットで、外部から見える収納部と見えない収納部があり、使い勝手がよい。たとえば、すぐに取り出したいものと、そうでないものを分けて入れることができる。

文字がなかったゆえ縄文時代には謎が多く、中でも土偶は何のために作られたのか、その正体について考古学上の定説は今日にいたるまで、ない。しかし最近、「植物や貝類など、縄文人の食料の精霊を象ったもの」と捉える説が注目されている。

クリアホルダーの「原始の美」には、どこか親しみが感じられる。土偶たちの不思議な姿に「自然とともに暮らしていた時代」へ思いを馳せたい。

『サライ』5月号の付録は、A5サイズの「土偶クリアホルダー」。2枚の仕切りが入る3ポケットのクリアホルダー。

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写真提供/ColBase(https://colbase.nich.go.jp/) 、東京国立博物館 TNM Image Archives、真室川町教育委員会

取材・文/五反田正宏

※この記事は『サライ』本誌2022年5月号より転載しました。年齢・肩書き等は掲載当時のものです。

 

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