ダイヤモンドプリンセス号。写真は長崎停泊中のもの。

ダイヤモンド・プリンセス。写真は長崎停泊中のもの。

サライ編集部のYです。豪華クルーズ船での旅が、日本でもメジャーになってきています。時間とお金に余裕のできたシニア世代こそ、クルーズ旅行の主たる客層と言われますが、なにしろ慣れない船上。本当に、シニア世代に向くのか。実際に乗って、検証してきました。

今回筆者が乗船したのは、プリンセス・クルーズ社のダイヤモンド・プリンセス。三菱重工長崎造船所で建造された、英国船籍の大型客船です。横浜を出港して、韓国釜山に上陸。長崎に立ち寄って、横浜に帰港する、5泊6日の旅です。

乗船初日は、出港する横浜の大さん橋国際客船ターミナルに向かいました。

ターミナルに近づくと、停泊中の船の大きさに圧倒されます。18階建てで、全長は約290メートル、総トン数は約11万6,000トン。

レストラン、シアター、カジノ、プールなどを備える。

レストラン、シアター、カジノ、プールなどを備える。

乗船には、出国手続きが必要になります。当然パスポートは必須。出国審査自体は国際空港のものとほぼ同じです。とはいえ、航空機よりかなりスムーズな印象。この日の乗船客は、満員の約2700人。ちなみに客室は1353室あります。

筆者の場合、荷物は、着替えやフォーマルスーツなど、大きいスーツケースいっぱいになりましたが、乗船前に、ターミナルでスーツケースを預けると、その日の夕方までに部屋に運び込んでくれます。最低限必要な手荷物以外は、預けてしまうと便利です。

筆者の部屋は、海側バルコニー付き。バルコニーには、デッキチェアとテーブルがあり、日がな一日海を眺めることができます。シャワールームもあり、アメニティも一通り揃っています。船内はバリアフリーのため、車椅子の人も快適に過ごせます。

クローゼットには、スリッパとふかふかのバスローブが備わり、大型テレビでは、NHKBSのほか、各種映画を無料で見ることができます。

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軽食や飲み物などルームサービスを頼むこともできる。

軽食や飲み物などルームサービスを頼むこともできる。

船内の会計は、クルーズカード(ルームキーや身分証明と船内でのクレジットカードを兼ねる)1枚で済みます。財布やクレジットカードなどの貴重品は、部屋の金庫にしまっておけば安心です。

さて、気になるクルーズ料金ですが、今回のツアーでは、8万7,300円~52万2,000円。主に、部屋のグレードで価格が異なりますが、海の見えるバルコニーで15万円前後となります。アルコール飲料や有料のレストランやスパ、各種チップと通信料金以外は全てこの中に含まれます。

ちなみに筆者の、全日程でのクルーズ料金以外の支出は、71.62ドルと日本円で8000円未満でした。お酒が大好きな筆者ですので、通常はもっと少なくて済むかもしれません。

さて、次回は、船内生活を詳しくレポートします。

プリンセス・クルーズ(www.princesscruises.jp)

 

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