博物館というとお堅く難しいイメージを抱きがちだ。しかし、実際足を運んでみると、そのイメージも一新されるはず。来場者の目を引く仕掛けで、楽しませてくれる。
そこで今回は、世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」が発表した「旅好きが選ぶ!日本の博物館ランキング2018」を基に、一度は訪れたい博物館を紹介する。
第1位 長崎原爆資料館/長崎県長崎市
長崎市に投下された原子爆弾による壊滅的な被害の惨状を後世に伝える市立資料館。常設展のほか、随時企画展が行われており、原爆投下に至った歴史背景や戦後の核兵器開発についての説明展示もある。館内には図書室、平和や原爆に関する書籍や絵葉書などを販売するミュージアムショップも併設されている。「日本人として、一度は行くべき場所」、「知っておくべき」、「世界中の人に見てほしい」といった口コミが多く寄せられている。
2位~20位は以下の通り。
2位 広島平和記念資料館/広島県広島市
3位 東京国立博物館/東京都台東区
4位 日本自動車博物館/石川県小松市
5位 北九州市立いのちのたび博物館/福岡県北九州市
6位 福井県立恐竜博物館/福井県勝山市
7位 博物館 明治村/愛知県犬山市
8位 トヨタ産業技術記念館/愛知県名古屋市
9位 国立民族学博物館/大阪府吹田市
10位 島根県立古代出雲歴史博物館/島根県出雲市
11位 海上自衛隊呉史料館/広島県呉市
12位 ひめゆり平和祈念資料館/沖縄県糸満市
13位 知覧特攻平和会館/鹿児島県南九州市
14位 京都鉄道博物館/京都府京都市
15位 神奈川県立生命の星・地球博物館/神奈川県小田原市
16位 佐賀県立佐賀城本丸歴史館/佐賀県佐賀市
17位 UCCコーヒー博物館/兵庫県神戸市
18位 日本民家園/神奈川県川崎市
19位 南方熊楠記念館/和歌山県白浜町
20位 鈴木大拙館/石川県金沢市
長崎原爆資料館や広島平和記念資料館など、戦争の惨状を伝える施設が複数ランクインする結果となった。ジャンルは異なるものの、「展示物から歴史を学ぶきっかけになった」という声が多く寄せられていたという。自分の目で見て感じることも多いだろう。たまには博物館で歴史に触れてみるのもいいかもしれない。
文/鳥居優美