新着記事

飛騨高山の燻製工房「キュルノンチュエ」のソーセージ&パテ【サライのお取り寄せ】 修行コースに参加せず、境内で自主的に瞑想にチャレンジしても構わない。 タイの古刹「ワット・ラムプーン」で瞑想修行!|「歩く瞑想」「坐る瞑想」で心のクリーニング 【ビジネスの極意】モテる人は、なぜマネジメントがうまいのか? 【ビジネスの極意】モテる人は、なぜマネジメントがうまいのか? ヘルニア・狭窄症 ストレッチで改善する座った時の痛みやしびれ ヘルニア・狭窄症|ストレッチで改善する座っている時の痛みやしびれ【川口陽海の腰痛改善教室 第8回】 はきやすく便利!大人気「らくあきパンツ」にコーデュロイ版登場 昭和歌謡は終わらない 個性豊かな楽曲であふれていたあの時代|『昭和歌謡は終わらない』 【第82回人形町らくだ亭】1月29日開催/志ん生に捧ぐ孫弟子3人の競演会です ミゼットにブルーバード ミゼットにブルーバードに小松崎茂の原画も!|松戸郊外でみつけた懐かしヴィークルのワンダーランド『昭和の杜博物館』 東・西日本で異なる“おにぎり事情”|日本人なら皆んな知っている「おにぎり」ってどんな形? 東・西で形が違う?|日本人なら知っておきたい“おにぎり”の話 常備したい冬の定番「味の浜藤」のおでんセット【サライのお取り寄せ】

サライ本誌最新号

ピックアップ記事

  1. 徳川園/名古屋市

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

旅行

幻の大滝「梅花皮大滝」が秘瀑中の秘瀑である理由【にっぽん穴場紀行14】

文・写真/佐竹敦

山形県の小国町に「梅花皮大滝」という滝があります。7段で構成されている段瀑で、総落差は日本の滝の中では二番目に大きい270mとされる超ド級で桁違いのスケールの滝です。

世界百名瀑に選ばれているほどの名瀑なのですが、知名度はほとんどといってよいほどにありません。なぜならば一般の方はおろか、滝好き、滝マニアですらその姿を見たことがある人は皆無に等しいという、まさに『秘瀑中の秘瀑』だからです。

それは、この滝の場所が、なかなかたどり着けない場所にあるからです。飯豊連峰の「梅花皮沢」を登り詰めたところにあるのですが、梅花皮沢を登り詰めるのはプロでも厳しいと言われているほどに難易度が高いのです。

また、梶川屋根の滝見場(滝までの距離1.6キロ)や、倉手山の山頂(滝までの距離約5キロ)から、超望遠でその姿を観ることは可能ですが、梶川屋根の滝見場にしても倉手山の山頂に行くにしても急登が厳しい登山をする必要があるため、やはり一般的ではありません。

滝見場から見る梅花皮大滝。

倉手山の山頂から見る梅花皮大滝。

さらに、もっと超遠望となってしまいますが、飯豊連峰を一望することができる樽口峠の展望台からも梅花皮大滝の姿を観ることはできます。樽口峠の展望台までは車で行くことができるので訪ねること自体は容易です。

そして、これが樽口峠の展望台から見る飯豊連峰の大パノラマです。しかしこの中に滝があると言われても……。わからないですよね。

少し寄ってみます。実はこの写真の真ん中に梅花皮大滝があるのですが、展望台から滝までの距離は約8キロもあり、わずかに肉眼でギリギリ見える、何とかようやく確認ができるというのみで目を凝らさないと見えません。

超望遠レンズで撮った写真です。辛うじて滝が見えますが、これでは見たというレベルではありませんね。

このように人の目にほとんど触れることがないため、梅花皮大滝は“幻の大滝”とも言われています。

では、どうあってもこの梅花皮大滝を間近から観ることはできないのでしょうか? 実はウルトラCのようなアプローチの仕方があります。それは雪が沢を埋め尽くしている時期に限り、その雪渓を登って滝の近くまで行くという方法です。

こんな道を辿っていきます。

そしてこれが、雪渓を登っていった先の、間近から見た梅花皮大滝の姿です!

ただし該当する時期であっても、様々な条件に恵まれていないと梅花皮大滝まで行くことはできません。また、雪渓というのは並大抵の道ではありません。常に危険と隣り合わせであり、雪渓の危険性を理解しておく経験と知識も要求されますので、誰にも推奨できるアプローチ方法ではありません。

また、たとえ間近まで寄れたとしても、滝はこのように「く」の字のように曲がりながら落ちているためすべての段を観ることができません。

さらに、下流の沢も「逆くの字」となっているため、下流より遡上しているとその立ち位置により見える段が変わってくるのです。実にもどかしいものがあります。

結局のところ、どこから観ても梅花皮大滝の全景を観るのは無理なようです。

それでは最後にこの幻の大滝の動画を紹介します!

このように、日本有数の大瀑布でありながら、一般的にはその姿を観ることができず、どこから観てもその全景を観ることもできないという「梅花皮大滝」は、まさに幻の大滝と呼ばれるにふさわしい、秘瀑中の秘瀑であると言えるでしょう。

文・写真/佐竹敦
日本全国の即身仏・一之宮・五重塔・三重塔・滝百選・棚田百選・国分寺跡をすべて訪ね歩いた一人旅の達人。テレビチャンピオン滝通選手権出場。主な著書に「この滝がすごい!」「日本の滝めぐり」等。テレビ東京の「厳選!いい宿ナビ」のコラム執筆、@nifty温泉の記事執筆等、ライターとしても各メディアで活躍中。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 北九州市立いのちのたび博物館 日本の博物館ランキング2018 トップ20|旅好きが選ぶ第1位は…
  2. 2018年 評価の高い隠れ宿ランキング 2018年 評価の高い隠れ宿ランキング|1位は「下呂温泉 今宵天…
  3. 宇津ノ谷明治トンネルの入り口 「インフラツーリズム」流行中|第一人者が語る「トンネル歩き」の魅…
  4. 死亡率は1割ほど 「10数えてズドン!」は大間違い。アメリカのリアルな「決闘」ルー…
  5. 日本人は世界一「シャワー室に落ちている髪の毛」が許せない!
PAGE TOP