九州と同じほどの面積で、東シナ海の南に位置する台湾は、大きな魅力を秘めた旅先だ。特に開府400年に沸く台南に注目。多様な文化を探訪する旅に出かけたい。

国立台湾博物館で鉄道の歴史を知る

台鐵・高鐵台北駅から徒歩10分ほどにある国立台湾博物館鉄道部パーク。日本統治時代に建てられた台湾総督府交通局鉄道部の本庁舎は、台湾の国家文化財。その跡地を整備し、2020年に完成した。主たる展示室として使われる本庁舎は英国中世の建築様式で、戦前に台湾で活躍した建築家・森山松之助が手掛けた。優美な佇まいの正面ホールから館内を巡ると、台湾の鉄道の歴史を網羅できる。

国立台湾博物館鉄道部パーク。

1階の展示は清朝時代に始まり、日本統治時代に本格化した台湾の鉄道の歴史の流れを紹介し、急行列車「莒光号」の車内の再現や、昔の駅舎の雰囲気を伝える展示などがある。2階は鉄道システムや様々な鉄橋の模型、暮らしに密着する鉄道文化を紹介。見逃せないのが、かつての台北駅周辺を再現した鉄道模型のジオラマだ。定時に列車が動き、昼夜の演出もされる。鉄道ファンならずとも老若男女が楽しめる仕掛けである。

地上に線路やホームがあった1970~80年代の台北駅周辺のジオラマ。街の風景や駅舎の内部、車両や車庫などを緻密に再現。
台湾鐵道の様々な時刻表や列車のヘッドマーク、駅弁の掛け紙を展示。硬券切符の印刷機など鉄道に関する多彩な資料が並ぶ。
2階は踏切や腕木式信号機などどこか懐かしい展示品や、安全装置であるタブレット閉塞の詳しい説明もある(写真左)。

鉄道関連商品などを扱うショップもあり、土産もの探しにも好適。ゆっくり滞在し楽しみたい。

職員食堂と経理課会計室の事務室が改装され、売店に。車両や駅舎がデザインされた商品や雑貨、鉄道関連の書籍が充実している。

国立台湾博物館鉄道部パーク
住所:台北市大同区延平北路一段2号
電話:02・25589790
開館時間:9時30分~17時
定休日:月曜、旧暦の大晦日と旧暦の元旦(春節) 祝休日は開館 
料金:100元
交通アクセス:空港MRTのA1駅から徒歩約1分

取材・文/五反田正宏、関屋淳子 撮影/竹崎恵子、藤田修平

●1元(NT$)は約5.2円(両替時・11月20日現在)

※この記事は『サライ』本誌2024年1月号より転載しました。

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72ページ総力取材。完全保存版別冊付録。
『サライ』2024年1月号【別冊付録】は『台湾の古都「台南」を旅する』。

 


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