2段構造で生活感を払拭! モダンでしゃれたゴミ箱
優しい木目のシナ材でできたカバーと、ブラウン、ホワイトの本体(繊維板)のコントラストが美しいダストボックス。本品を手がけたのは、福井県鯖江市で漆器の木地づくりを生業とする「ヤマト工芸」。50年にわたって「角物」と呼ばれる四角い重箱や盆などの木地製作に携わり、現在は仕上げの塗装まで自社で行なっている。
洗練された印象を与える四角い形は、同社が得意とする角物から着想を得た。部屋の角や家具の間にすっきりと収まり、無駄なスペースを作らないと評判である。
デザインの特徴は、本体にセットするゴミ袋が見えない点にある。
「ゴミ箱がもたらす生活感を払拭し、なんとか部屋になじむデザインを考え2段構造を思いつきました。ゴミ袋を本体にセットしてカバーを被せれば、簡単に袋が隠れます」と、商品企画・営業担当の塚田直人さんは本品の魅力を語る。
カバーに用いるシナ材の木取りから、組み立て、乾燥、面取り、塗装まで、すべての工程を職人が手作業で行なう。特に重要となるのは、仕上げの塗装前に施すカバーの研磨作業。木材の細かなケバを丁寧に磨き、表面をなめらかに整えることで、塗料がきれいに乗って美しい表面に仕上がるのだ。
シナ材は経年変化で徐々に飴色へ。インテリアとしても使うほどに味わいを増し、部屋になじむ。
【今日の逸品】
ダストボックス W-CUBE
ヤマト工芸
5,720円~(消費税込み)