
部屋の仕切りとインテリアを兼ね備える長のれん。張りのある麻布に12輪の朝顔を配した、職人手作りの品。使いやすい半間幅で、のれん棒に市販の突っ張り棒を使えば、簡単に掛けられる。
涼しげな麻布に朝顔を描いた、ろうけつ染めの長のれんである。京都の手染め工房、京都洛柿庵の染め職人が意匠を凝らした、大輪の朝顔が静かに咲く。夏の朝の涼しさを届けてくれる逸品だ。
手織り麻布の織り目を通して、柔らかく涼しげな光が届く。のれんは、内と外を閉ざさず仕切る「扉」の役割を担う。敷居に吊るせば、家庭内の動線のアクセントになる。たった一枚の布で、空間を区切る日本人の知恵が込められている。のれんが一枚かかるだけで、その日の気分も変わってくる。実用的かつ季節感の豊かな、夏のインテリアとしてお薦めしたい。

ろうけつ染めは、溶かした蝋を筆で生地に塗ることで、その部分だけを防染する染色法。柄を蝋で伏せて微妙な濃淡を表現する。
【今日の逸品】
ろうけつ染めのれん「大輪朝顔」
京都洛柿庵(日本)
36,080円(消費税込み)
