毎年好評をいただいている、『サライ』のスケジュール手帳。2023年版は、1839年に英国で誕生した老舗服飾ブランド『ザ・スコッチハウス』とのコラボレーション。昨年までの判型はそのままに、表紙には手触りのよい上質紙を用い、中面の紙質も向上させました。
また、便利な方眼のメモ部分を大幅に増ページ。
さらに使いやすく、さらに高級感を備えて進化した手帳を、是非ご愛用ください。
History of THE SCOTCH HOUSE
『THE SCOTCH HOUSE』は、グラスゴー(英国、スコットランド南西部)出身のGardiner(ガーディナー)兄弟が1839年にツイードとタータンを揃えた店をロンドンに構えたことが発祥だといわれています。Gardiner兄弟は、当時民族衣装であったタータンをファッションとして普及させ、また後に世界中から評価されるようになったスコットランド素材やニットを拡げた先駆者でした。
1986年には衣料部門において、国に貢献した功績が認められ、Coat of Arms(紋章)が与えられました。この中に刻まれている “Seirbheis letreibhdhireas” とはゲール語で “誠実なサービス” という意味です。Knights bridge(ナイツブリッジ)地区にあったお店の跡地は、今でも地元の人たちに “Scotch Corner” と呼ばれています。
撮影/稲田美嗣 撮影協力/堀けいこ
※この記事は『サライ』本誌2022年11月号より転載しました。