新着記事

なんと!サブスクの弱点を補完する電子書籍を私、池上信次が作ってしまいました。プレイリストと連動した「ライナー・ノーツ」的電子書籍が、こちら。『MILES DAVIS絶対名曲20 ~プレイリスト・ウイズ・ライナーノーツ001』

今こそ知りたい「サブスク」音楽の楽しみ方

わかさぎと小じゃがのアヒージョ

【管理栄養士が教える減塩レシピ】カルシウム豊富!丸ごと食べられる「わかさぎ」を使った「カレーマヨ揚げ」「アヒージョ」

1枚でも重ね履きシルクとウールの折り返し靴下 同色2足組|シルクとウールで重ね履きの保温効果を発揮

【ビジネスの極意】夏目漱石「虞美人草」に学ぶ、働くことの意味

【ビジネスの極意】夏目漱石「虞美人草」に学ぶ、働くことの意味

『チャーリー・パーカー・ウィズ・ストリングス』

再生メディアの進歩はジャズを大きく変えた【ジャズを聴く技術 〜ジャズ「プロ・リスナー」への道43】

カードが入る小さな小銭入れ|外出時に必要な機能をコンパクトにまとめた

元気な100歳の3大秘訣「たんぱく質をしっかり摂取」「誰かと食卓を囲む」「世間の出来事に関心あり」

【お詫び】新型コロナウイルス感染症の影響による『サライ』4月号の付録変更について

孫の世話をするのは、当たり前ではない!「ばぁば」の半数以上が「孫育て」にモヤモヤしている

【嫌な部屋干しの臭い】生乾きの臭いを解消する有効な対策とは?

通販別冊『大人の逸品』最新号はこちら

LINE公式アカウントでも記事を配信中

友だち追加

お気軽に友達追加してください

サライ本誌最新号(クリックで試し読み)

ピックアップ記事

  1. 北大路魯山人作「つばき鉢」1938年

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

サライ7月号付録「筋トレチューブ」トレーニング動画公開中!

暮らし

親の終の棲家をどう選ぶ?|要介護認定が必要なことさえ知らなかった~若年性認知症になった母【後編】

取材・文/坂口鈴香

親の終の棲家をどう選ぶ?|要介護認定が必要なことさえ知らなかった――若年性認知症になった母【後編】

中野美佐さん(仮名・42)さんの母親は60歳を過ぎたころ「アルツハイマー型若年性認知症」と診断された。中野さんは、これから母親ではなく病人として扱おうと意識を変えた。そして父親とも「お母さんを怒ったり、言うことを否定したりしないで、何でも聞いてあげるようにしよう」と話し合い、実践することにした。

前編はこちら】

母親から「死ね」と怒鳴られる

しかし、母親の認知症は確実に進んでいった。

「被害妄想が激しくなっていきました。お金や宝石がなくなった、誰かに盗られたと言ってしょっちゅう騒ぐようになりました。姪を泥棒と決めつけて、電話して怒鳴り散らしていたこともあります。お金への執着は顕著で、家中の至るところにお金を隠そうとしてはそれを忘れて『盗まれた』と言うんです」

さらに、気分のムラもひどくなった。機嫌が悪くなって暴言を吐く、暴れてはものを投げる……飼っていた猫をベランダから投げ落とそうとしたこともあったという。

「私が一番つらかったのは、暴言を吐かれることでした。母から面と向かって『お前なんか死ね』と怒鳴られるとそれは凹みました。病気とはいえ、こんなひどいことを言われるんだと驚きの方が大きかったですね。私は人前では泣けないので、隠れて一人で泣いていました」

いざとなったらみんなで心中しよう

母親の言動に困り切った父親と中野さんは、市役所や民生委員に相談した。

「介護サービスを利用するには、要介護認定を受ける必要があると言われました。それで初めて要介護認定という手続きを知ったんです。私たちは、それすら知らなかったんです」

母親が若年性認知症と診断されて2年余り、ようやく要介護認定にたどり着いたというわけだ。母親は要介護4と認定され、近くの特別養護老人ホーム(特養)でデイサービスを利用することになった。

このころになると、激しい気分のムラは落ち着いてきていたが、今度は徘徊がはじまった。

「一晩、行方不明になったこともあります。毎回警察に届けましたが、見つけてくれたことはなく、いつも善意の人が保護してくれていました。世の中捨てたもんじゃないと思いましたね」

このとき母親はまだ60代半ば。暴れるのも徘徊するのも体力がある。その分介護する側は大変だった。「祖母が認知症になったのは80歳近くなってからだったので、『まあしょうがない』と周りも受け入れやすいように感じます」と明かす。

徘徊に関しては、母親が勝手に家を出ていかないよう、カギを増設したことでほぼ解消された。

次に中野さんと父親が悩まされたのは、排せつの問題だった。トイレで排せつできなくなったので、オムツを使用することにした。

「オムツを替えるのは、日ごろ介護をする父がやるしかありません。父は亭主関白で、家事など何一つできない人だったので大変だったようですが、必要に迫られれば人間何でもできるんだなと思いました」

【次ページに続きます】

ページ:

1

2

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 遠距離介護|仕事とどう両立する? 【遠距離介護】仕事と介護を両立する方法
  2. 遠距離介護|交通費を節約するには? 【遠距離介護】新幹線、飛行機、実家に帰る交通費を節約する方法
  3. https://serai.jp/wp-admin/post.php?post=383647&action=edit 親の終の棲家をどう選ぶ?|東京に戻ると冷静になれる――遠距離介護…
  4. 親の終の棲家をどう選ぶ?|東京に戻ると冷静になれる――遠距離介護を成功させるコツ【前編】 親の終の棲家をどう選ぶ?|東京に戻ると冷静になれる――遠距離介護…
  5. 親の終の棲家をどう選ぶ?|認知症になった母――遠距離介護がはじまった【後編】 親の終の棲家をどう選ぶ?|認知症になった母――遠距離介護がはじま…
PAGE TOP