では、これから各モデルの特徴を詳しく説明いたしましょう。
SACDプレーヤー『DCD-SX11』は、その心臓部であるドライブメカに、新開発した「Advanced S.V.H. Mechanism」を搭載しました。
このメカは外部からの振動の影響を抑えるために、ステンレス合金と銅板を組み合わせて剛性を高めたトップパネルに、アルミダイキャスト製のトレイ、1.6mm厚のスチールメカベースから構成されています。
各パーツを種類の違う金属で作ることにより、振動を分散させています。また、低重心化によって内部からの振動だけでなく、外部からの振動にも強い構造になっています。
音楽信号をデジタルからアナログに変換するDAC部はDSD11.2MHz、PCM384kHz/32bitと現在最高品質のハイレゾ音源に対応しています。またCD再生時にはハイビット、ハイサンプリング機能を使って、よりなめらかな波形を再現します。
リアパネルにはUSB端子を装備しており、USBメモリーに入れたハイレゾ音源の再生ができます。また、DVD-RやCD-Rに記録したDSDやハイレゾ音源などの音楽ファイルの再生にも対応しました。
電源部はアナログとデジタル、それぞれ専用のトランスを持った専用回路を使い、互いの影響を徹底的に排除しています。アナログ出力回路はフルバランス構成を採用して外来ノイズに強いバランス接続に対応します。
左側にアナログ用とデジタル用のトランスが並びます。その上がデジタル用の電源回路、右下がアナログ用電源回路となります。