作家・藤沢周平が、パーカーの万年筆をこよなく愛用していたことはよく知られている。パーカーは1888年の創業にして、英国王室御用達の名門ブランド。クラフトマンシップと革新的なデザインによって大きな支持を得てきた、言わずと知れた高級筆記具ブランドだ。
そのパーカーの高級ライン『パーカー・プリミエ』シリーズに新しい万年筆が登場した。伝統に裏づけられたクラフトマンシップと、卓越した熟練の技によって生み出された、最高品質のラインナップとなっている。
仕立てのよいオーダーメイドスーツから着想を得、さらには1964年に誕生した歴史的名品『パーカー75』からインスパイアを受けたという上質なフォルムが特長。そのデザインのポイントは、大胆さと洗練さを兼ね備えた風格である。
大きなペン先、バランスのよい太めのボディ、“矢羽クリップ”のキャップが見事に融合した、落ち着きあるモダンな雰囲気を備えている。
15のパーツで構成されている万年筆は、熟練の職人の手によって1本1本ていねいに仕上げられたもの。万年筆、ボールペンともに、サイズ、重さ、バランスを極限まで追求することによって、これまでにない滑らかな書き味と正確な書き心地を実現している。
18金を使用した万年筆のペン先は、おなじみの「パーカー」ロゴがより際立つようにデザインされている。そしてペン先から放射状に伸びるラインと、ロゴへと繋がる水平線は、テーラー仕立てのピンストライプスーツをイメージさせるデザインだ。
さらにはスクリュー式のキャップを使用したことによってより気密性が高まり、高級感に満ちた仕様に生まれ変わっている。
新しい『パーカー・プリミエ』は、ラグジュアリーライン、カスタムライン、モノクロームライン、コアラインの4ラインによって展開される。
ラグジュアリーラインは、パーカーの伝統を継承する職人の手によって作り出される現代的でプレステージ感あふれるデザインが魅力。近代建築を思わせる洗練された「シズレパターン」をまとっており、進歩的でスタイリッシュだ。
カスタムラインは、新しく『パーカー・プリミエ』に加わったラインナップ。キャップに施された、美しく繊細なデザイン、そして気品ある上質なカラーリングがエレガントな印象を生み出す。
モノクロームラインは、ボディ、クリップ、ペン先まですべてモノクロームカラーでまとめたデザインが特徴。シンプルでモード感あふれるラインだ。落ち着いたメタリックカラーは、個性を演出してくれる。
コアラインは、「パーカー」の高いラッカー技術が生んだ上質な仕上がりのライン。クラシックなフォルムを持ち、さりげなくポケットからのぞく“矢羽クリップ”が気品高い洗練を意識させる。
それぞれに同デザインのボールペンもある。いずれもパーカーらしい風格ある高級感に、最高の書き心地を提供してくれるスタイリッシュなペンである。本物を知るサライ世代にこそ、ぜひ一度、手にしていただきたい逸品である。
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ニューウェル・ラバーメイド・ジャパン
電話: 0120-673-152
公式サイト: http://www.parkerpen.com/
取材・文/印南敦史