文/編集部
シニア世代に支持されている大人の生活誌『サライ』の愛読者のみなさんに、「いまこそ読み直したい古典」についてアンケートを実施しました(※N=291, 回答者平均60.4歳)。その回答結果をご覧下さい。
いかがでしょう。個人個人の思い入れの違いから、やはり回答にはかなりバラつきが大きかったものの、1位は松尾芭蕉の「おくの細道」、2位は同率で「古事記」「源氏物語」「徒然草」の3作が並びました。「おくの細道」については、俳句というだけでなく紀行文学という側面もあるだけに、この書を携えてふらりと旅に出てみたいという方も多いかもしれません。
「古事記」や「源氏物語」、あるいは「万葉集」(6位)で日本のこころの原点を訪ねたいと思う方もいれば、「徒然草」に描かれた兼好法師の奥深い人生観を歳を重ねた今あらためて味わってみたいという方もおられることでしょう。「三国志(演義)」(7位)や「平家物語」(8位)といった波瀾万丈なる長い歴史物語に没頭するのも、時間に余裕のできるサライ世代ならではの読書の楽しみです。
時まさに読書の秋。上の集計結果にずらり並んだ作品群を読書リストとして、気になる古典に親しんでみてはいかがでしょうか。
文/編集部