文/編集部
シニア世代に支持されている大人の生活誌『サライ』の愛読者のみなさんに、「健康のためにやっていること」についてアンケートを実施しました(N=219, 回答者平均61.6歳)。今回はその結果をご紹介します。
まずは「痛みや動かしにくさを感じる体の部位」について聞きました。その回答結果をご覧下さい。
1位が「首(くび)」で27%、2位が「肩(かた)」で21%、3位が「腰(こし)」で17%となりました。肩や腰よりも首のほうに不安や悩みを感じておられる方が多いという結果は、意外でしょうか? はたまた納得の結果でしょうか?
4位の「膝(ひざ)」や6位の「股関節(こかんせつ)」、7位の「肘(ひじ)」といった大きな関節だけでなく、「指(ゆび)」「手首(てくび)」「足首(あしくび)」といった末端や小さな関節の痛みや動きに悩んでいる方も多いようです。
個別回答には「足、ふくらはぎ等」「背中、肩甲骨まわり」「左のお尻、運転しているとお尻の痛み+膝にずっしりとした重みを感じてつらい!」といった声も。
一方「特になし」という回答は全体の6%ほどにとどまりました。やはり世代的に、どこかしらに不調を感じておられる方が大半ということでしょう。
そして次に「健康のために日々取り組んでいること」についても聞きました。
1位は圧倒的大差で「散歩」でした。日常のなかで手軽にできる散歩(ウォーキング)は、やはり実践されている方が多いですね。とくに装備や道具も必要なく、自分のペースで適度な運動ができ、気分もリフレッシュできる散歩の効用を、多くの方が享受されているようです。
2位以下には「スクワット」「柔軟体操」「サイクリング」といった運動が並びました。また「片足立ち」という回答も5位にランクイン。片足で立つだけで健康にいい効果が見込めるなら、さっそく実践してみたいものですね。
6位以下には「筋力トレーニング」「ジョギング」「水泳」「山登り」といったアクティブな回答を寄せられた方も。少数派ではありますが、しっかりとした運動で体を鍛えておられる方も相当数いらっしゃるようです。
その他の回答で複数あったものは「ラジオ体操」「階段昇降」「グラウンドゴルフ」「ストレッチ」「ヨガ」など。テレビを見ながら体操をする方や、エアロビに通っているという方、太極拳や弓道、空手など古来の伝統的な武道・健康法を実践されている方、テニスやバドミントンといった球技を楽しんでいる方も複数おられるようです。
何もしないという方も9%ほど……。日々の健康増進のため、ぜひともご自分にあった好みの運動を見つけていただきたいものです。今記事から、他の方がどんなことをされているか参考にしていただければ幸いです。
さて、あなたの「日々の健康法」は、どこでどんなことをされてますか?
文/編集部