新着記事

年収が高い都道府県ランキング|1位は東京都で平均474万円

年収が高い都道府県ランキング|1位は東京都で平均474万円

五木寛之さんの60年にわたる作詞活動の集大成!『歌いながら歩いてきた』CD&DVD5枚組セット

【管理栄養士が教える減塩レシピ】フライパンで作る! おうちで燻製レシピ

【管理栄養士が教える減塩レシピ】フライパンで スモークチーズが作れる!カンタン「燻製」入門

【ビジネスの極意】「モチベーション」と「やる気」は違います

【ビジネスの極意】「モチベーション」と「やる気」は違います

日常生活に必須の「7つの力」を無理なく向上させるエクササイズ|『カラダのおくすり体操』

加齢で衰えた「転ばない力」を回復させるエクササイズ|『カラダのおくすり体操』

この一体化した金属を外せ!脳活パズル『はずる』にハマる人続出

ザルツブルクの町

門をくぐれば巡礼の道。モーツァルト生誕の地「ザルツブルク」の知られざる絶景ポイントを歩く(オーストリア)

お子さんが自立したこともあり、ロードスターを購入してからは奥様と2人で出かける機会が増えたそう。

【私のクルマ遍歴】事故でフロントが破損した『NCロードスター』。奥様の理解と後押しでより魅力的なフォルムに生まれ変わる(後編)

茂幸さんの愛車は、ブラックのボディカラーが希少なオープンカー。その出会いと物語は【後編】にて語ります。

【私のクルマ遍歴】仕事や家庭に翻弄され、『カリーナ』『チェイサー』『ミラージュ』『ギャラン』と、何台も乗り換えた青春時代(前編)

横瀬浦公園(長崎県西海市)にあるルイス・フロイス像。

なぜイエズス会は長崎で多くの信者を獲得できたのか?【半島をゆく 歴史解説編 西彼杵・島原半島3】

LINE公式アカウントでも記事を配信中

友だち追加

お気軽に友達追加してください

サライ本誌最新号

シニア住宅特集アンケート実施中です!

別冊付録「大人の逸品カタログ」商品はこちらから

ピックアップ記事

  1. オリックス・リビング社長、森川悦明氏。「グッドタイム リビング センター南」にて撮影。

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

趣味・教養

「いれものがない両手でうける」(尾崎放哉)【漱石と明治人のことば46】

sousekiKotobaBanner2

今年2017年は明治の文豪・夏目漱石の生誕150 年。漱石やその周辺、近代日本の出発点となる明治という時代を呼吸した人びとのことばを、一日一語、紹介していきます。

【今日のことば】
「いれものがない両手でうける」
--尾崎放哉

近年はミニマリストというものが流行るらしい。なるべく余分なものを持たないようにして生活する。そんなライフスタイルをとる人たちのことをいう。

そうした意味では、俳人の尾崎放哉は彼らの先達ということにもなろうか。明治18年(1885)の生まれ。夏目漱石と同じく、一高から東京帝国大学というエリートコースを歩み、生命保険会社の支配人などをつとめた。だが、会社という枠組みにおさまっていられず、40歳を目前にしてすべてを抛(なげう)つ。退職金もことわって会社を辞め、家を捨て、妻とも別れ、掲出の句に詠まれるような無一物の暮らしに入っていく。

各地の寺院などを寺男や堂守としてわたり歩いたあと、最後は死に場所を求めるように小豆島の西光寺奥の院南郷庵に落ち着く。それから半年ほど経った大正15年(1926)4月7日、ひっそりと息を引き取った。これもひとつの、理想の逝き方か。

放哉死去の報に接し、ひとりの女性が西光寺を訪ねてきて、「尾崎放哉の妹」と名乗った。後日、この女性は放哉の妻・馨であったことがわかり、友人知己の胸を深くえぐったという。

筆者が現地に復元された南郷庵を訪れ、放哉の遺品らしきインク瓶(丸善のアテナインキ)を見たのは、もう10数年前のことだ。放哉は孤独な暮らしの中で、このインクを使って友人たちに多くの手紙を書いていた。

さまざまな持ち物は捨て去っても、放哉は、友情と愛情という目に見えない人の思いに支え続けられていたのであろう。

文/矢島裕紀彦
1957年東京生まれ。ノンフィクション作家。文学、スポーツなど様々のジャンルで人間の足跡を追う。著書に『心を癒す漱石の手紙』(小学館文庫)『漱石「こころ」の言葉』(文春新書)『文士の逸品』(文藝春秋)『ウイスキー粋人列伝』(文春新書)『夏目漱石 100の言葉』(監修/宝島社)などがある。2016年には、『サライ.jp』で夏目漱石の日々の事跡を描く「日めくり漱石」を年間連載した。

himekurisoseki-3

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 「秋立つや一巻の書の読み残し」(夏目漱石)【漱石と明治人のことば…
  2. 「年の暮れには追憶を、年の初めには希望を」(幸田露伴)【漱石と明…
  3. 「見果てねど はた見あきねど我が夢は 四十余年の夢多き日々」(滝…
  4. 「子供のために一流の文学者が進んで執筆しなければ嘘だ」(鈴木三重…
  5. 最晩年の谷崎潤一郎が愛する風景を詠んだ歌【漱石と明治人のことば3…
PAGE TOP