
LINEの音声通話は、家族や友人とのやりとりをより身近にしてくれる便利な機能です。しかし、「音が聞こえない」「着信が鳴らない」といったトラブルに戸惑うことがあるかもしれません。
本記事では、LINEの音声通話に関する基本的な使い方から、よくあるトラブルの原因と対処法までを順を追って丁寧に解説します。
※AndroidやiPhoneのOSのバージョンなどによって、動作手順に多少の違いがある可能性があります。
目次
LINEの音声通話とは? 基本機能と仕組みを解説
LINE音声通話ができない・聞こえない時の対処法
最後に
LINEの音声通話とは? 基本機能と仕組みを解説
LINEの音声通話は、家族や友人との距離を縮めてくれる無料の通話機能です。ですが、機能の仕組みや使い方をきちんと理解しないまま利用すると、思わぬ戸惑いや不具合にもつながります。まずは、LINE音声通話の基本をわかりやすく紹介します。
LINE音声通話の特徴とメリット
LINE音声通話は、スマートフォン(以下、スマホ)同士で音声のやりとりができる機能です。電話回線ではなく、インターネット(Wi-Fiやモバイルデータ)を使っているため、国内外問わず通話料がかかりません。
特に便利なのは、「通話ボタンひとつ」で会話が始められる手軽さです。アプリを開いて相手を選び、受話器アイコンを押すだけで通話ができます。年齢やデジタル経験に関係なく、操作が覚えやすい設計になっています。

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LINE通話に必要な環境と準備(Wi-Fi/モバイル通信)
LINE音声通話を快適に使うには、インターネット環境が安定していることが大切です。特にWi-Fiにつながっている場合は、通信が安定しやすく、通話中の音声の途切れが少なくなります。
一方で、外出先などでWi-Fiが使えない場合は、スマホのモバイルデータ通信でも利用できます。ただし、通話中にもデータ通信が発生するため、長時間の通話では通信量に注意が必要です。月間の契約容量が小さい方は、使いすぎに気をつけてください。
ビデオ通話との違いは? 目的に応じた使い分け
音声通話は、声だけでやりとりをするため、相手の表情や動きは見えませんが、その分、通信量を抑えられる利点があります。目を離していても使えるため、料理中や外出先など、手がふさがっているときにも向いています。
これに対してビデオ通話は、相手の顔や周囲の様子を映しながら会話ができます。孫の顔を見たい、遠くに住む家族の様子を確認したいといった場面では、ビデオ通話が役立ちます。
それぞれの通話方式には向き・不向きがありますので、生活スタイルやシーンに合わせた使い分けが重要です。

LINE音声通話ができない・聞こえない時の対処法
「音が聞こえない」「通話が始まらない」といったトラブルは、誰にでも起こりうるものです。ここでは、見直すべきポイントを順を追って紹介します。操作が不安な人でも落ち着いて進められるよう、画像付きでわかりやすく解説します。
スピーカーを確認する
通話時に、端末のスピーカー部分をふさがないよう注意が必要です。相手からの声が聞こえにくくなります。カバーや指が音の出入りを妨げることもあります。
アプリのアクセス許可設定(Android/iPhone)
LINEにマイクの使用を許可していないと、通話を開始できません。設定を見直して、マイクへのアクセスが許可されているか確認してみてください。
Androidでは「設定」アプリを開き、「アプリ」→「LINE」→「アプリの権限」→「マイク」でマイクへのアクセスを有効にします。
※Androidでは端末によって、表示名が多少異なることがあります。

iPhoneの場合は設定アプリを開き、「LINE」→「マイク」を有効にします。

通信状況やWi-Fi接続を見直す
「通話が途中で切れる」「音が途切れる」といった現象が起きた場合は、インターネット接続が不安定な可能性があります。Wi-Fiが弱い場所では、一時的にモバイル通信に切り替えることで改善されることもあります。
通話中に移動すると接続が不安定になる場合があるため、なるべく同じ場所で通信状況を安定させてから通話を始めることをおすすめします。
LINEアプリのアップデート状況を確認
LINEアプリは、Google PlayやApp Storeから最新版に更新できます。また、スマホ自体のシステムアップデートも、安定した動作に欠かせません。更新前には充電が十分あるか、Wi-Fiに接続しているかを確認しておくと安心です。
最後に
LINEの音声通話は、正しく設定し使い方を覚えることで、誰でも安心して活用できる便利な機能です。トラブルがあっても原因を知れば、落ち着いて対応できます。本記事の内容を参考に、日常のコミュニケーションをもっと快適にしてみてください。
●監修/三鷹 れい(みたか れい|京都メディアライン・https://kyotomedialine.com FB)
プログラマー。中小企業のDX化など、デジタル分野での支援をしている。主な開発分野はバックエンド・フロントエンド・アプリ。その他、歴史などの人文系にも興味を持つ。
