2022年4月6日に『サライ』のオンラインサロン「Bar駱駝(バーらくだ)」が発足しました。ここは、お酒をテーマに、新しい世界や人々と出会い、教養や知識を深めていくというオンラインでのコミュニティです。毎月開催されるオンライン講習会での豪華講師陣も『サライ』ならでは。その一回目に登壇したのは、作曲家でありソムリエ・ドヌールの千住明さん。千住さん自らワインの魅力と楽しみ方を語り、「Bar駱駝」のメンバーとの会話も盛り上がりました。発足を記念し、千住さんの特別インタビューとダイジェスト動画を紹介します。

「Bar駱駝」(https://bar-rakuda.serai.jp/about)の詳細はこちらの「Bar駱駝」会員募集へ。(https://serai.jp/news/1061109)毎月、豪華講師が登場します。

千住 明さん (作曲家、ソムリエ・ドヌール)
1960 年東京生まれ。東京藝術大学大学院作曲専攻を首席で修了。オペラ等数々の作品の他に、ドラマ『砂の器』『風林火山』『機動戦士V ガンダム』『鋼の錬金術師FA』など作品多数。最新作はゲーム『TRIANGLE STRATEGY』。『日曜美術館』(NHK総合)司会を務めたことも。幅広い分野で活躍中。

僕はバーを経営したいと思っていたんですよ

――「Bar駱駝」の講習会にご登壇くださった背景をお聞かせください。

ひとつは、オンラインサロンが新しいメディアだからです。コロナ禍でさまざまなイベントやライブは配信になりました。僕は新しいことにトライしたいと思う性分でもあり、オンラインの可能性を体験してみたいと思っていたのです。

その魅力は双方向でやり取りができること。今回も、サロンのメンバーの皆さんとお話ができたり、質問や感想をいただいたりして、一緒に作り上げていくことが、今っぽいですね。

今の時代に思うことは、移動や行動に制限がかかるようになりましたが、世界は近くなったということです。それまで課題だった「人が動かなければ体験できない」という壁を見事に越えていると感じます。

それに、『サライ』という雑誌の媒体がオンラインサロンになるのは画期的です。メンバーの方の中には、それまでは、オンラインで登録をするなど考えたこともなかった人もいるかもしれません。でも、実際にやってみると「やってみたら、できるじゃない」と新しい自分を発見したり。

音楽家としても、オンラインライブで様々な発見をしました。コロナ禍にライブ配信に関わり、音質の問題を懸念していたのですが、意外とよかったんです。今後も、オンラインライブの特性を生かしたライブを作って行こうとも思いました。こういうことは、非常に面白いですね。オンラインの可能性は、これからも広がっていくと思いますよ。

そのほかに、今回の「Bar駱駝」に登壇したのは、僕がバーをやってみたかったこともあります(笑)。バーは文化の発信地であり、人々をつなげていく空間ですから。

登壇する千住さん。襟にはソムリエドヌールバッジが光る。

■ライブだから、その人の人間らしさ、温かみが出ます

――千住さんは「人間そのもの」が伝わってくる楽曲が多くの人に支持されています。

音楽も、スタジオで録音し、編集したものが作品になります。今の時代、音楽に求められるものが変わってきていると感じます。見えないところにも心を込めて、無駄をそぎ落としていくような気持で作曲に向き合っています。

しかし、ライブはそれとは異なります。「Bar駱駝」もライブ配信ですから、口調や仕草などもリアルタイムで届きます。それに、ライブですから失敗やハプニングもあるでしょう。

登壇する側はスリリングですが、リラックスして、空間と時間を楽しみたいと思っています。

それに、失敗してもそれも味わい。そこには、人間らしさ、温かみのようなものが出るはずです。

千住さんと弊誌スタッフの乾杯からスタート。

――今回、ワインの味わい、楽しみ方について、多くのお話をいただきました。ワインが未経験だったり、苦手意識がある私たちにワインの楽しみ方を教えてください。

ワインは歴史、国、土地、農家、ブドウの品種、歴史など幅広く広がる世界です。興味があるけれど、苦手意識がある人もいますよね。

そんな人におすすめなのは、「親近感がわくところから入る」ということです。

例えば、好きな国や地域で作られたものだったり、エチケット(ラベル)のデザインに興味を持ったり、どんなことでもいいんです。わかるところから体験してみると、世界は広がっていきます。

これは、仕事でも同じことが言えます。私も、交響曲、映画、テレビドラマ、アニメ、ゲームなどさまざまな作品楽曲を手がけてきました。その中には、題材がわからなかったリ、難解だったりすることもありましたが、わかるところから始めています。

すると、世界は広いようでいて、案外狭いことも感じます。今回、「Bar駱駝」では、海外のワインだけでなく、国産のワインも紹介しました。あなたの故郷の産地のワインから始めてみてはいかがでしょうか。きっと広い世界が広がっていくと思いますよ。

お酒から広がる世界を紹介する「Bar駱駝」のオンライン講習会。今後もたくさんの講師が登場します。どうぞ、お楽しみに。

5月の「Bar駱駝」入会/継続特典として、貴重なジャパニーズウイスキー試飲キットをプレゼント

「ウイスキー文化研究所」オリジナルの「秩父」。
※ウイスキー試飲キットの画像はイメージです。

「Bar駱駝」の5月入会/継続特典を特別にご用意いたしました!
ウイスキー愛好家の会員制団体「ウイスキー文化研究所」が特別に製作した「ジャパニーズウイスキーの試飲キット」(各ウイスキー20ml×4本)です!
ウイスキーコンペティションにて数々の受賞歴を持つ「山崎」や「余市」のほか、「ウイスキー文化研究所」オリジナルの「秩父」と、銘柄はお楽しみなシークレットの計4種類をご用意します。5月に入会/継続していただいた方へ、おひとり1セットお届けいたします。

毎月、サロン会員限定の特別イベントを開催!

ウイスキー検定なども主催する「ウイスキー文化研究所」の代表・土屋守さん

「Bar駱駝」では、サロン会員限定でお酒にまつわる特別なイベントに参加することができます。そのうちの1つ、毎月末にゲスト講師によるオンライン講演会を開催予定です!
5月25日(水)のゲスト講師は、ウイスキー文化研究所代表・土屋守さん。世界中のウイスキー蒸留所を取材し、国による違いや歴史、風土まで熟知している彼が、ジャパニーズウイスキーの魅力を語ります。
この機会に、ぜひお申込みください!!

「Bar駱駝」(https://bar-rakuda.serai.jp/about)の詳細はこちらの「Bar駱駝」会員募集へ。(https://serai.jp/news/1061109

構成/前川亜紀 撮影/藤岡雅樹(本誌)

「千住 明さんのワイントーク」ダイジェスト動画

 

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