80歳、最初の挑戦!「左手のピアニスト」舘野泉の傘寿記念コンサート

「左手のピアニスト」として知られる舘野泉(たての・いずみ)さんの、80歳=傘寿を記念するコンサートが、2016年10月30日(日)に福島県の南相馬市民文化会館にて、11月10日(木)に東京・初台の東京オペラシティコンサートホールにて、それぞれ開催される。※当コンサートは終了しました。

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舘野泉さん

1936年、東京で生まれた舘野さんは、東京藝術大学を卒業後、ピアニストとして世界各国で演奏会を重ねてきたが、2002年1月のリサイタル中に脳溢血で倒れ、右手の自由を失った。

「65歳で脳出血を患い半身不随になり、2年後に左手のピアニストになった。70歳を迎えた時には自分がそんなに長生きするなんて思ってもいなかったから、すべてが輝いてみえた。いまは80歳。正直なところ、80代の自分は想像も出来なくて戸惑っている。

これからも弾きつづけていく、そのことに迷いはないが、何を弾いて、どんな音楽の道を進んでいくのか、未知の道に向かっている心境です」(舘野さん)

舘野泉

『サライ』2015年11月号の「サライ・インタビュー」にもご登場いただいた。

こんどのコンサートで舘野さんは、一晩で4つのピアノ協奏曲を、オーケストラ(高関健指揮、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団)とともに演奏することにしている。その4曲とは、ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」、ヒンデミットの「管弦楽付きピアノ音楽」、シュタールの「オーケストラと左手のためのファンタスティックダンス」、そして池辺晋一郎の「ピアノ協奏曲第3番」である。

「一晩に4つのピアノ協奏曲を弾くことは、それほど大変なことだとは思っていないが、左手の協奏曲を4つ選び、それを準備勉強していく作業には筆舌に尽くしがたい難しさがある」と語る、舘野さん。「80歳、最初の挑戦」と銘打たれたコンサートは、あくなき挑戦をつづける舘野さんが、新たな扉を開くものとなるだろう。

たった二夜だけの貴重なコンサート。舘野さんが奏でるであろう、心を揺さぶる人生賛歌を、ぜひ聴きにいきたいものだ。

【舘野泉傘寿記念コンサート 4つのピアノ協奏曲 80歳、最初の挑戦】
■日時・会場:
2016年10月30日(日) 南相馬市民文化会館
2016年11月10日(木) 東京オペラシティコンサートホール
※当コンサートは終了しました。

■出演:
ピアノ/舘野泉
管弦楽/東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
指揮/高関健

■プログラム:
1.  池辺晋一郎:ピアノ協奏曲第3番「西風に寄せて~左手のために」(舘野泉へ捧げる)
2. ヒンデミット:管弦楽付きピアノ音楽作品29(左手のためのピアノ協奏曲)
3. ルネ・シュタール:オーケストラと左手のためのファンタスティック・ダンス
4. ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲

文/編集部

【新刊案内】
『絶望している暇はない 「左手のピアニスト」の超前向き思考』
(舘野泉著、1000円+税、小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/books/09388557


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