飼い主が呼びかけても「ツーン」とした表情で無視したり、そうかと思えばゴロゴロ甘えてきたり……。気分屋というしかないそんな性格も、猫の大きな魅力だ。そして、大きな目や毛並み、あるいは肉球などは、写真に「撮りがい」のある絶好のモチーフだといえる。

そこで今回は、猫の写真を撮りたいという方にむけて、ニコンのホームページで連載中のEnjoyニコン「撮る×まとめる×作る 写真のある生活」の記事を参考に、猫を上手に撮影するコツを5つご紹介していこう。

以下の項目を参考に、猫のかわいい姿やほほえましいしぐさなど、飼い主だからこそ撮れるとっておきのシーンを撮ってみてはいかがだろうか?

■1:複数の猫を一緒に撮る

複数の猫

おもちゃを動かすなどして、複数の猫が一斉に同じ方向を向いた瞬間がシャッターチャンス。 猫たちの目線を合わせるのは楽ではないが、そんなときは1匹決めた「主役」の猫のタイミングでシャッターを押すといいそうだ。

■2:ごはん&おやつの時間に撮る

ごはん&おやつの時間

ごはんやおやつを食べているときは、猫の動きが止まりやすくなるもの。撮影するときは表情がわかるように、猫の目線に合わせて低いアングルで撮るのが効果的とのこと。

■3:モノクロームで撮影してみる

モノクロ

カメラについているピクチャーコントロールの「モノクローム」を選べば、簡単にモノクローム写真が撮影可能となる。カラーとはまた違った、ノスタルジックでおしゃれな写真に仕上がる。

また、背景に生活感が写り込んでしまうような場所での撮影においても、ごちゃごちゃした印象を軽減することができる。

■4:顔のアップはできるだけ近寄って撮る

顔のアップ

普通に顔を写すだけでなく、ぐっと近寄って迫力ある顔のアップを取ってみるのも楽しい。さらに寄りたいときは、望遠レンズを利用するという手段も。

近づいて撮影しても大丈夫な猫の場合は、レンズの広角側を使って近づけば、鼻が大きくデフォルメされた写真を撮ることができる。

■5:体の一部分を主役にしてみる

体の一部

猫の顔だけでなく、鼻や口元、手足や肉球、しっぽなど、体の一部分を主役にして撮影するというアイデアもあるのだとか。思いもつかなかったような名カットが撮れる可能性があり、組写真やアルバムにまとめるときのサブカットとしても重宝しそうだ。

以上、愛猫を上手に撮影するコツを5つご紹介したが、いかがだろうか?

なお、撮影するときは、猫を驚かせたり目を傷つけたりしないため、「電子音」「フラッシュ」「内蔵AF補助光の照射」の設定はオフにすべしとのこと。そしてピントは、猫の「目」にしっかりと合わせるのがコツだそうだ。

そして、これまで以上にかわいい写真を撮るための秘訣が満載の下記サイト。可愛い猫写真の作例もたっぷり出ている。ぜひ参考にして、とっておきの一枚を撮ってみよう!

「撮る×まとめる×作る 写真のある生活 撮影シーンポイントガイド ~猫のいる生活~」 – Enjoyニコン 
http://www.nikon-image.com/enjoy/life/withphotography/point/02.html

取材・文/印南敦史

 

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