次週松永久秀がどのような最期を迎えるというのか?
I:さて、今週は一瞬でしたが、建設中の安土城が登場しました。噂では、安土城のセットはものすごいものが用意されているということです。すでに坂本城では天主(天守)が描かれていますが、どんな安土城が登場するのか楽しみです。
A:そうですね。最近は盛りだくさんの怒涛の展開が続きますから、本当に目が離せません。今週も信長のもとを訪ねた三条西実澄(演・石橋蓮司)が〈京には京の理がある〉〈もそっと京にいてもらわねば〉などと言っていました。本当に京は面倒なところです。
I:大和の守護の座を巡ってのやり取りも興味深いものでした。秀吉(演・佐々木蔵之介)が〈例えばこの秀吉などは?〉と自薦するシーンです。
A:〈大和の国衆も家柄を気にする。お前ではつとまらん〉と信長が一蹴しました。家柄などを度外視するイメージの強い信長ですが、要所はおさえていたということでしょうか。
I:さて、次週の予告では、松永久秀が炎に包まれていました。信長が欲した名茶器「平蜘蛛の茶釜」を抱いたまま爆死したとする俗説がありますが、どのように描かれるのか本当に楽しみです。Aさんは華々しく爆死してほしいんですよね。
A:はい。それが史実か否かは度外視して、派手にやってほしいです。
●ライターI 月刊『サライ』ライター。2020年2月号の明智光秀特集の取材を担当。猫が好き。
●編集者A 月刊『サライ』編集者。歴史作家・安部龍太郎氏の「半島をゆく」を担当。初めて通しで視聴した大河ドラマは『草燃える』(79年)。NHKオンデマンドで過去の大河ドラマを夜中に視聴するのが楽しみ。 編集を担当した『明智光秀伝 本能寺の変に至る派閥力学』(藤田達生著)も好評発売中。
構成/『サライ』歴史班 一乗谷かおり