はじめて購入したクルマはワインレッドのテルスターワゴン
由湖さんがはじめてクルマを購入したのは、26歳になってからでした。結婚をはじめ、由湖さんを取り巻く環境が大きく変わり、ご自身用のクルマが必要になったためです。その頃はフォードが好きだったため、購入を検討したクルマもフォードが中心でした。
「当時はクルマに趣味性を求めておらず、実用性を最優先に考えていました。最初はフォードの『(初代)トーラス』を検討しましたが、都内で扱うには大きくて不便だったので断念。一回り小さくてワインレッド(のボディカラー)が好みだった、フォード『(初代)テルスターワゴン』を中古で購入しました。5年ほどでヤレ(経年劣化)が進んだため、フォードの『(初代)エスケープ』に買い換えました」
フォードのブランドではあるものの、テルスターワゴンはマツダの『カペラ』がベース、エスケープはマツダと共同開発したモデル。両車共に国内での使い勝手も良く、扱いやすかったそうです。
その後、旦那様の意向もあり、フォードの五代目『マスタング』のコンバーチブルモデルへと乗り換えます。
時代に即し、安全に関わる装備や性能を大幅に底上げした五代目マスタング。快適さとアメリカ車らしさのバランスが良く、価格が抑えられたこともあり、日本でもヒットを飛ばします。そんなマスタングとの日々を楽しむ由湖さんですが……。街中で見かけた、とあるクラシックカーに心を奪われます。この出会いは、その後の由湖さんのカーライフに大きな影響を及ぼしました。
取材・文/糸井賢一(いといけんいち)
ゲーム雑誌の編集者からライターに転向し、自動車やゴルフ、自然科学等、多岐に渡るジャンルで活動する。またティーン向けノベルや児童書の執筆も手がける。