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健康

X線やMRIでもわからない腰痛の原因は?【川口陽海の腰痛事件簿 第4回】

取材・文/わたなべあや

腰痛トレーニング研究所の川口陽海(かわぐち・はるみ)さんは、自身も長年腰痛に悩んだ末に、独自の腰痛緩和メソッドを編み出し、これまで1万人もの腰痛に悩む人を治療してきました。本連載では、そんな川口さんの過去の治療事例を元に、腰や脚の痛みやしびれの解決法を実例と共にご紹介します。

今回の相談者は、沢田美樹(仮名)さん。41歳で、身長162cm、体重51kgで、中肉中背。デパートの靴売り場で働いているので、日がな一日立っていることもあります。しかし、プライベートでは体を動かすことが嫌いで、運動もほとんどしないとおっしゃっていました。

30代も半ばを過ぎた頃から腰痛に悩まされるようになり、病院でX線やMRIの検査を受けましたが、背骨や腰骨に特に異常は見当たらず。痛み止めや血行を良くする薬を処方されたそうです。

ところが、薬を飲んでも一向に腰痛は良くなる気配がないので、沢田さんは悩んでいました。

「仕事でずっと立ちっぱなしだから痛むのかとも思いましたが、長時間座っていても痛むし、朝、起き抜けは調子がいいのですが、夕方仕事を終えて家に帰る頃には、しんしんと痛みが襲ってくるのです。ラッシュの時間帯の電車は座ることが難しく、つり革を持って立っていると、つらくて泣きそうな気分になることもありました」

沢田さんは、整形外科だけでなく鍼や整体も試してみました。でも、施術を受けた直後は痛みが和らいでも、翌日には腰痛が復活してしまいました。あれこれ治療法や民間療法を調べていると、腰痛トレーニング研究所のホームページに、沢田さんが痛みを感じている場所と同じところが痛む例が載っていました。ひとつは、「大腰筋(だいようきん)」といって、股関節を曲げる時に使う筋肉。もうひとつは、「腰方形筋(ようほうけいきん)」といって、背骨の横や外側、骨盤周囲の筋肉でした。

大腰筋(股関節を曲げる時に使う筋肉)のトリガーポイント

腰方形筋のトリガーポイント

肋骨と骨盤をつなぎ、腰を支える筋肉。長時間立ちっぱなしや座りっぱなしで疲れると固くこわばる。腰や骨盤周囲の痛みを起こす。

川口さんは「X線やMRIの検査をしても背骨や腰骨に異常がないのなら、沢田さんの腰痛の原因は、背骨の周りや腰の筋肉のトリガーポイントに違いない。立ちっぱなしだったり、逆に座りっぱなしだったりすることが多いので、大腰筋や腰方形筋がこわばって痛むのだろう」と考えました。

原因を特定するために沢田さんの姿勢や動きをチェックしました。すると、腰を反らしたり、左右に曲げたりする時に痛みを感じ、動作がスムーズに行えません。

そこでまず川口さんは、固くなった大腰筋や腰方形筋を手技で柔らかくし、ストレッチをする方法を提案しました。

横向きに寝てもらい、腰の外側から腰方形筋を押すと、沢田さんが痛いと思っていたところと合致しました。

「そこです! 押さえてもらうと、痛いけれど気持ちがいい」

そのまま手技で腰方形筋を10~15分緩めると、沢田さんは、座ったり立ったりした時の痛みが楽になったと感じました。手技を受けた痛みが少し落ち着いたところで、腰方形筋と大腰筋のストレッチを行い、自宅でも1日2~3回やるように指導。すると、沢田さんの腰痛は、たった数日でずいぶん楽になったのです。

以上、今回の沢田さんへのポイントをまとめておきましょう。

【今日のポイントまとめ】
(1)X線やMRIなどの検査で異常がない場合、腰痛の原因は、筋肉(トリガーポイント)の可能性が高い。
(2)筋肉(トリガーポイント)が原因の腰痛を和らげるには、ストレッチが有効


指導/川口陽海
厚生労働大臣認定鍼灸師。腰痛トレーニング研究所代表。治療家として20年以上活動、のべ1万人以上を治療。自身が椎間板へルニアと診断され18年以上腰痛坐骨神経痛に苦しんだが、様々な治療、トレーニング、心理療法などを研究し、独自の治療メソッドを確立し完治する。現在新宿区四谷にて腰痛・坐骨神経痛を専門に治療にあたっている。

【腰痛トレーニング研究所/さくら治療院】
東京都新宿区四谷2-14-9森田屋ビル301
TEL:03-6457-8616
http://www.re-studio.jp/index.html

取材・文/わたなべあや
大阪芸術大学文芸学科卒業。「難しいことを分かりやすく」伝える医療ライター。医学ジャーナリスト協会会員。小学館サライ.jp、文春オンラインで執筆。自身は、健康のために鍼灸とマッサージに通う。保護犬、保護猫、老犬介護などペット問題を温かな視線で綴る朝日新聞社「Sippo」、小学館「Petommorow」の記事も好評!

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