#KuToo運動でも注目されているヒールやパンプス。脚を美しく見せてくれるアイテムでもありますが、長時間履いた時などの痛みや疲れは酷いですね。「職業柄、ほぼ毎日履く」という方も多いかと思いますが、外反母趾、内反小趾、偏平足といった深刻な異常をもたらす原因となり得ます。尽きない女性の足に関する様々なお悩みに対して、他の人はどのような対策をしているのでしょうか。
そこで今回、『外反母趾専門本舗』(https://www.rakuten.co.jp/sincerus/)を運営する株式会社シンケールスが、40歳以上の女性を対象に、「足のお悩み」に関する実態調査を実施しましたので、紹介します。ミドル世代が抱える足のお悩みの実態について、詳しく見ていきましょう。
あなたは何型? 最も多い足の形は?
はじめに、「あなたの足はどんな形をしていますか」と質問したところ、「ギリシャ型(人差し指が一番長い)」(38.4%)と回答した方が最も多く、次いで「エジプト型(親指が一番長い)」(35.6%)、「ローマ型(親指から中指までがほぼ同じ長さ)」(12.3%)と続きました。
同じ日本人でも、人それぞれ異なる足の形をしているということが分かります。人差し指が長い場合と、親指が長い場合とでは靴を履いた時の指の収まりが異なるため、合う靴にも違いが出てくるかもしれませんね。
そこで、「ヒール・パンプスはどういったタイプのものを履いていますか(複数回答可)」と質問したところ、「ラウンドトゥ(先が丸いもの)」(51.8%)と回答した方が最も多く、次いで「アーモンドトゥ(丸みはあるが先端がほっそりしたもの)」(37%)、「ポインテッドトゥ(先が細く尖ったもの)」(22.9%)と続きました。
丸さのあるラウンドトゥやアーモンドトゥの靴が上位を占めており、ファッションやTPOを選ばずに履けるような形だからこそ、人気を集めているのかもしれません。シャープな中にも女性らしい雰囲気を作り出すことができるポインテッドトゥも、選ばれているデザインだということがわかります。
そして、「ヒール・パンプスを履いている際や履いた後で、足に痛みを感じることはありますか」と質問したところ、8割近くの方が「ある」(79.1%)と回答しました。
かなりの割合の方が、ヒールやパンプスで足を痛めた経験があることが分かります。購入時の試着では痛みを感じなかったものの、長時間履いてみると足に痛みを感じるということは良くあることです。履いてみるとかかとや指先、側面など足の形によって負担がかかるせいで、足に痛みを感じてしまう方が多いのかもしれません。
中年女性の足のお悩みを徹底解明!
ヒールやパンプスで足の痛みを感じたことがある人が8割近くいることがわかりましたので、「足に関して、何か悩んでいること(悩んでいたこと)はありますか」と質問したところ、6割以上の方が「ある」(61%)と回答しました。ミドル世代の半数以上が、何かしらの足の悩みを持っているということになります。
そこで、「どういった悩みを抱えていますか(抱えていましたか)上位3つまで」と質問したところ、「外反母趾」(31.5%)と回答した方が最も多く、次いで「疲れやすい」(26%)、「角質」(25.8%)と続きました。親指の付け根部分が盛り上がっているせいで、靴を履くたびに痛みを感じてしまう症状が見られる外反母趾に悩んでいる方が最も多いようです。
足が疲れやすいという意見もあることから、痛みを感じている場合は、扁平足(偏平足)になっているかもしれません。また、角質にお悩みの方もいるようで、悪化するとかかとの割れにも繋がるため、悩んでいる方が多い印象です。では、靴選びに関する悩みはどのようなものか、詳しく聞いてみました。
・左右でサイズが違う(50代/大阪府)
・足のサイズが小さいのでデザインの選択肢が少ないこと(50代/石川県)
・巻き爪で靴のサイズが大きくなってしまう(60代/沖縄県)
特にサイズ感やデザイン面に関する悩みを持っている方が、多い印象です。自分の足の特徴をわかっているからこそ、欲しいと思った靴が足に合わないせいで、諦めてしまう方も多いのかもしれません。
気になる足の悩み、そのままにしておくのは危険かも?
先ほどの調査の結果、外反母趾や疲れやすいといった、足の悩みを抱えているミドル世代の女性が多い、ということがわかりました。実は、足の痛みを放っておくと様々な症状へと発展してしまうことがあります。
そこで、「足の痛みや異常を放っておくと、膝痛や腰痛の原因となることを知っていましたか」と質問したところ、5割以上の方が「知らなかった」(54.6%)と回答しました。特に外反母趾の場合、親指に力を入れることができなくなるため、膝や腰といった部分に負担がかかるようになってしまいます。心当たりのある方は、早めに対策を打つ必要があるでしょう。
さらに、「足に関する悩みを解消したいと思うことはありますか」と質問したところ、「解消したいとは思うが、特に何もしていない」(56.3%)と回答した方が最も多く、次いで「もう解消できないだろうと諦めている」(15.6%)、「解消したいと思い、既に取り組んでいる」(14.7%)と続きました。
何もしていない人が半数以上という結果となりましたが、解消したいと考えている方は多いようです。一方でもう諦めてしまっている方もいるようで、上手く付き合っていく方向にシフトしているのかもしれませんね。
先ほどの調査の結果、足の悩みを解消したいと思っている方は8割いても、なかなか行動に移せていない方が半数以上いるということがわかりました。では、足の悩みを解消するために行動に移している方は、どのような対策をしているのか、詳しく聞いてみました。
・ウォーキング(40代/北海道)
・定期的にプロにケアしてもらう(50代/石川県)
・パンプスは履かず、歩きやすいスニーカーを履くようになりました(60代/富山県)
ウォーキングという声があるように、足の状態によっては歩くことを勧められるケースもあります。外反母趾の場合、足裏の筋肉を鍛えることが大切だといわれているため、積極的に歩くことを意識しているという意見も寄せられました。足への負担を少しでも減らそうという思いから、様々な行動に出ているミドル世代の方がいるということがわかりますね。
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今回の調査を通して、8割近くの方が足の痛みを感じ、外反母趾や疲れやすさに悩んでいる方も多くいるということがわかりました。足の痛みは、放っておくと膝の痛みや腰痛に繋がるケースもあるようです。だからこそ、足に関するお悩みは早めに対策することが大切です。なにより、自分の足に負担がかからない最適な靴を選ぶようにしましょう。
調査概要:「足のお悩み」に関する調査
【調査期間】2021年12月9日(木)~2021年12月10日(金)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,004人
【調査対象】40歳以上の女性
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ