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窓乃梅|豪華列車「ななつ星 in 九州」にも採用された銘酒の誕生秘話

元禄元年(1688年)の創業以来、300有余年に及ぶ長い歴史を誇る窓乃梅酒造は、佐賀県最古の酒蔵である。蔵の名となっている『窓乃梅』は、佐賀県はもとより、九州地方を代表する日本酒銘柄のひとつとして、地元の人々に愛飲されてきた。

また2013年からJR九州が運行している豪華列車「ななつ星 in 九州」にも『特別純米 窓乃梅』が採用され、車内で飲むことができる。

人気の豪華列車「ななつ星 in 九州」

そんな『窓乃梅』には、命名の由来となったある逸話がある。

そもそも元禄元年に、佐賀鍋島藩より藩の余剰米の利用法として酒造りを命じられた同蔵は、当初『寒菊』の銘で創業した。

時は降って安政7年(1860年)3月のとある夕暮れのこと。さっと吹き過ぎた一陣の風に、酒蔵の横に咲いていた満開の白梅の花がすくい上げられ、空に舞ったかと思うと、酒蔵の窓に吸われるように消えて行き、仕込みの桶の上に散った。桶の中で仕込み中だった酒の表面は、またたく間に雪をかぶったようになった。

驚いた杜氏は桶にかけ寄ったものの、何ら手のほどこしようもなく、呆然と桶の前で手をこまねくだけであった。しかし、そこで奇跡が起こった。梅の花びらの浮かぶ桶の中から、かってない芳醇な香りが漂よいはじめたのである。

報せを聞いて駆けつけた八代目文左衛門が桶から汲み上げた酒を口に含むと、かつてない味わいの酒になっていたという。早速この酒を時の藩主・鍋島直正に献上したところ、その味と香りに喜んだ藩主は、筆を取るとさらさらと一筆その場でしたためた。

年々にさかえさかえて名さえ世に香りみちたる窓乃梅が香

現在の『窓乃梅』の名称は、ここから生まれたのである。

そんな歴史ある『窓乃梅』から、この秋限定の酒『窓乃梅 辛口 AUTUMN SPECIAL』が発売された。夏を越えてしっかりと味わいのある辛口酒に仕上げたという酒は、飲み頃温度を選ばす、冷やでも燗でも楽しめる。

この秋は、こんな濃厚な旨みの純米酒で、秋の夜長を楽しみたい。

【窓乃梅 辛口 AUTUMN SPECIAL】
720ml 、希望小売価格1,110円+税
販売期間: 2017年10月末まで

※商品についての問い合わせ:電話 0952-68-2001(窓乃梅酒造)

文/編集部

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